
Mihiro Tsuru
面接版受験体験記(前編)
前回は私の好きなものについて書きました。
皆さんも、自分の好きなものについて考えてみたでしょうか?
自分のことを改めて振り返る時間は意識的にとらないと、思ったよりもないものです。
私自身、自分のことをよくわかっていません。
好きな食べ物や自分の性格を聞かれても、これというものが決まっていないため、その都度考えてしまいます。結果、好きではあるものの一番ではない好物を答えていたり……
そのため、自己紹介がとてつもなく苦手です。
特技って何を言ったらいいんだろうと今でも困ります。自分のことをあまり知られたくないという気持ちがあるのかもしれません。
こんな私ですが、大学受験の二次試験は面接のみでした。最も苦手とするところです。
ということで今回は、大学受験で体験した個人面接、集団面接について書きたいと思います。これから面接試験を控える方の参考になれば嬉しいです。面接試験の予定がない方でも読んでみてほしいです。
私の受験した大学は二次試験が面接のみということもあり、共通テストが終了し、受験校が確定してから面接練習を始めました。面接練習は主に学校で行いました。
まず、準備として行ったことは主に4つです。
①大学について調べる
②大学の面接の傾向を調べる
③志望理由を考える
④自分の長所、短所を考える
①大学について調べる
やはり始めは相手を知ることが肝心です。
大学のアドミッション・ポリシー、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーを調べることで、どのような学生を求めているのか、卒業後どのような力を身に付けられるのか、どのように学ぶのかを知ることができます。
また自分の行きたい学部・学科の特徴は何なのか、他大学の同じ学部と何が違うのかも把握しておくと違いが分かりやすくなると思います。大学について詳しく調べることで自分の志望理由もはっきりしてきます。
私は浪人したくないという気持ちが強かったため、第2志望の大学に出願しました。場所や偏差値、受験科目で選んでいたため、大学についての知識が乏しい状態でした。
しかし、共通テスト後に大学について調べていくうちに、この大学に行きたいと前向きな気持ちになっていきました。私のようによく調べもせず、第2・第3志望校を決めてしまい、受験することになった方、いるのではないでしょうか。
ぜひ大学について調べてください。知ってください。皆さんのモチベーションを保つ1つになると思います。
②大学の面接の傾向を調べる
学校の進路指導室に過去、同じ大学を受けた先輩方が残した資料があります。それには面接の時間や試験管の人数、おおまかな部屋の配置、質問内容などが記載されていて、その情報をもとに面接練習を行いました。
将来の仕事に直結する学科であるため、個人面接ではその仕事の志望理由、大学の志望理由、高校の部活・頑張ったことなどはマストで質問されていた印象です。
③志望理由を考える
①で調べたことを基に、志望理由を考えました。
嘘をつくこともできますが、私は正直に自分がいいなと思ったことを志望理由にしました。
また仕事への志望理由ですが、「きっかけと理由は違う」ということを学校の先生方から散々注意されてきました。
誰にでも、その仕事へ興味を持った/知った瞬間があると思います。それがきっかけです。ただ、その瞬間「自分もその仕事をしたい!]という考えに直結するかというと、違うはずです。
きっかけに加えて必ず「それを仕事にしたい理由」があるはずで、○○だから自分もそうなりたい、やりたいとなるはずです。きっかけから志望する理由になった過程を、相手にわかりやすく伝えるということが大事なんだと思います。
あくまで私の考えです。間違えていたらすみません。
(村上より)
完全に正しいです。
④自分の長所、短所を考える
これは私の苦手な自己紹介をするということです。個人的に一番考えるのが大変でした。
長所は「大学では/将来は、○○な点で長所を生かすことができます」と言えるように準備しておくといいですね。
短所は短所にしすぎないところがポイントです。
たとえば私は、短所を「楽観的なところ」と言っていました。「課題などがあったときに、なんとかなるさ精神で直前まで温めてしまうことがあります」のように、例を使いながら伝えます。
ただ、このときに短所を言って終わらせてしまうのではなく「結果的に課題は終わらせている」「忘れないようにメモなどをしている」ことなど一緒に説明することで、マイナスの印象を減らして、むしろ長所を言っていたかのようにポジティブな方向に話を進めることができます。
例えば、短所が「時間を守れない」だったとします。これって致命的ではないですか? 大学の授業にも遅刻する、課題の提出期限も守らないと捉えられるかもしれません。
欠点がない人などいないので、正直に言うことも大切だとは思いますが、面接においては正直すぎるのもどうかと思います。意図的に隠す部分があってもいいのではないでしょうか。
最後に軽く、集団面接の準備に触れておきますね。
私は普段からニュースや新聞をよく見るようにしていました。また学校で各新聞の社説を集めたプリントが毎日配付されていたので、それを読んでいました。集団面接は練習あるのみです。自分が話すことのできる話題が多ければ多いに越したことはありませんが、暗記する必要はありません。
今回は面接練習の準備のみでかなり長くなってしまったので、ここでやめておきたいと思います。次回、実際の面接練習と試験本番について書きますね。
それでは次回、またお会いしましょう。
さようなら。
今週の1枚

先月、誕生日を迎えました。ありがとうございます。
私はfiveschoolsとは別に、お菓子屋さんでもアルバイトをしています。この写真は、そのお店からサプライズで頂いた誕生日ケーキです。家族みんなで美味しく頂きました。
美味しいもので人を幸せにできる職業って素敵だなと思いました。
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