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「政治現場からの小論文2021」開講

7月24~25日の2daysで、昨年に引き続き国語・小論文授業の一環として、特別授業「政治現場からの小論文2021」を開講しました。



参加された皆さんおつかれさまでした。

また、3年連続のFiveSchools登場となった半田先生も、ありがとうございました。


前回は「プレミアム商品券事業」という、わりとコロナに密接に結びついた時事ネタを扱ったので、今回はもう少し普遍的なテーマがいいかな、と思い、「家庭ごみ有料化」をテーマに議論を進めることにしました。


「ごみを出す」という生活に思いっきり密着したテーマの裏にも、さまざまな見方があり、一面的なものの見方だけで判断することができないということを感じ取ってもらえたかと思います。


ただ、ひとつ村上から注文をつけるとすると、今回はちょっと「場の空気」に受講生が流されがちだった印象を受けました。もちろん、全員ではないですが。

それまでは賛成派だった人が、議論に強そうな他の受講生、あるいは半田先生本人が反対寄りの意見を言い出した瞬間にみんな反対にまわってしまう、みたいな感じですね。


もちろん、本当に納得したうえで意見を変えるのは悪いことではなくむしろ推奨すべきことなのですが、その後の討論の様子を見ると、「本当に納得したうえで意見を変えたわけじゃなくて、周囲の顔色を伺って流されただけじゃないのか?」という疑念がぬぐえない場面がいくつか見られて。

この点、わたしとしてはやや残念でした。


自分が正しいと思ったことは、周囲が何と言おうとキッチリ主張しとおす意地を持って討論に臨んでほしいな、と。

そして、それぐらい自分の意見に自信が持てるだけの準備と下調べをしたうえで臨んでほしいな、とわたしとしては思うところです。


わたしは高校のときに「環境問題」をテーマに似たような授業を受けたことがあります。

わたしはこういう人間ですので、生徒全員が賛成していても、担当の先生が明らかに賛成丸出しの姿勢で司会を進めていても、その状況の中でわたし一人で反対を貫くことができますし、周囲の大多数を賛成→反対にひっくり返すのが大変にキモチよかったわけです。

半田先生も「周囲の議員が全員賛成していても、自分は反対した。それが筋だからだ」と授業中に言っていましたよね。


表面的な意見そのものを半田先生、あるいは村上に寄せるのではなく、筋が通っていないと思ったら、半田先生が何と言おうと村上が何と言おうが筋を通そうとする、その根性、ガッツ。

こういう精神性をこそFiveSchoolsでは学んでほしいと思っています。

付和雷同するだけの姿勢なら、小論文の授業を受けても効果は半減以下です。

この点、特に次回に期待したいです。

もちろん、なんでもかんでも逆張りすればいいってものでもないですけどね。


「あなたは、本当に納得したうえでその答案を書いたのですが?」

と問いかけられて、自信をもってYESと答えられるならいいんです。

違うなら、もっと考えましょう。

単に準備が足りなくて人から強く言われた瞬間流されるのと、ちゃんと納得して意見を変えるのは、表面上は同じであってもその内実はまったく異なります。


来年も半田先生イベントはやろうと思っていますが、似た感じの授業を2年連続でやったので、来年は少しテイストを変えようか、と思って話し合っています。

今のプランだと、ちょっとスタンダードな小論文というよりは、やや政治経済、公民寄りの授業になるかもしれません。


次回予告

さて、ついに来週は第2回、夏の道コンですね。

これが始まると、今後は道コン&学テABCラッシュになりますので、一気に「高校受験」モードに塾の雰囲気も、そしてこのブログの雰囲気も変わっていく時期になります。


ということで、来週は「第2回道コン国語レビュー」をお送りする予定です。

なのですが、中1~2道コンが火曜日、中3道コンが水曜日なので、水曜日に中3道コンの解説をアップしてしまうのは諸々ちょっと問題が発生します。

ですので、更新は木曜、あるいは金曜、場合によっては土曜、さらには日曜になる可能性もなきにしもアラブ。

その点あらかじめご承知おきください。

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そろそろ「入試に向けて、国語を伸ばしたい!」という生徒さんが出てくる時期です。

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