top of page
  • 執筆者の写真FiveSchools

2020年1月道コン国語レビュー/2月の体験授業決定

更新日:2021年1月13日

昨日、進学舎さまの冬のセミナーに行ってきまして。


公立高校入試に向けた資料分析のほうは、鷹取先生のブログがいつも乍ら大変ていねいかつ詳細に書かれていまして、わたしが何か付け加えたりコメントしたりすることも特には……

中3生のみなさんは一度見てみたほうがよいかな、と。


そんな鷹取先生と、セミナー後にいつもどおり昼めしを食べてきました。

ご存知、札幌駅前のサラリーマン・ランチの名所といってよいでしょう。カレーのコロンボでございます。


受験に……


そして……


弱き己の心に……



そして、その後はアスティ45の4Fにあります、喫茶店MARK。

アスティ45の15FにはENEOS北海道支店があり、わたしはそこで3年間のサラリーマン生活を送っていたのですね。


よって、MARKにもわりと頻繁に来ていたには来ていたのですが……


今回、クッキーがあることを初めて知りました。


ラッキー……


クッキー……


うまい。


そんな鷹取先生の特別授業

「公立入試理科『出題予想』とその対策」

https://www.fiveschools.com/post/191114-elementary-japanese3


は、いよいよ来週です。

外部生の参加は今回はできないのですが、国語コース、Webコースなど、何らかの形で当塾に通っている方であれば参加できますので、もしよろしければどうぞ。


それ以外にもちょっと鷹取先生とともにアレコレ計略を立てているプロジェクトもあったりするので、特に新中3の方は来週のブログに強く注目していただきたいな、と思っております。


2月の体験授業

さて、1月の体験授業、開塾以来かつてなかった人数の生徒さん保護者さまにご参加いただき、そのまま入塾のお申し込みも多くいただいております。

うれしいですね。

よかったですね。


1月は、英語の体験があと1回残ってます。


中学英語 1月26日(日)13:00~15:00

満員御礼、締切となったと思いきやキャンセル出ましたので残席2です。

お申し込みはフォームからお願いいたします。


ということで、この勢いのまま2月も体験授業イベントやります。

1月は小学・中学、しかも英・国だけでしたが、今度は八反田先生にもご協力いただいて、数学や理社の体験もやってしまいます。


高校数学 2月16日(日)19:00~21:00

(新高2~高3生対象)

「必要条件・十分条件」

担当講師:八反田亮平


※2/16(日)はイベントに伴い、その他授業に時間変更が発生します。

高校古文 14:30~16:30(いつもより1時間早まります)

高校現代文 16:45~18:45(いつもより1時間早まります)

中学国語 19:30~21:00(いつもより30分早まります)


中学数学 2月23日(日)16:15~17:45

(新中2~中3生対象)

「方程式の文章題」

担当講師:八反田亮平


中学理社 2月23日(日)18:00~19:30

(新中2~中3生対象)

「理科 光の屈折」「社会 地理 資料の読み取り」

担当講師:八反田亮平


※2/29の体験授業は中止とさせていただきます


小学国語・英語 2月29日(土)14:00~16:00

(新小5~小6生対象)

「国語 『正しい』漢字の勉強法」

「英語 英語は『並び順』が命!」

担当講師:村上翔平


中学国語 2月29日(土)16:45~18:45

(新中1~中3生対象、1/19と同内容です

「説明文の読解法と、漢字の学習」

担当講師:村上翔平


中学英語 2月29日(土)19:00~21:00

(新中1~中3生対象、1/26と同内容です

「英文の基本構造、語順の仕組み」

担当講師:村上翔平


お問い合わせ・お申し込みはこちらから


高校英語、高校国語の体験は3~4月にやろうかな、と思います。


道コン

今日、わたしの家に賞状が届いているかと思うのですが、今回の道コンは入賞ラッシュです。


中2で「全道8位」を取った生徒さんが出たと思いきや、国語単科コースではありますが「全道4位」の生徒さんもいて、さらに中1でもベスト50入りを果たすなど、こんな少人数の塾でなんでこんな事態になるのだろう、と嬉しいを通り越して半ば不思議な気持ちにすらなっています。


さすがにそこまで上位でなくても、偏差値で10近いアップを果たした生徒さんも出ており、全体的に見て実りある冬だったのかな、と。


もちろん、もう一歩満足のいく成績を出せなかった生徒さんもいます。

残念だったという自覚があるあなたは、4月にあなたの本当の力を見せてやりましょう。

もちろん、ただダラッと生きていると4月もダラッとした結果になる可能性が濃厚ですから、そのへんは各自気持ちを入れ直そう。


中3国語

大問1

標準問題の漢字が結構難しめですね。今回。

問3の(2)「気が置けない」「役不足」も定番ではありつつも、模試でこういうのが問われるのは案外珍しいかも。


大問2

問3(1)は、おそらく「古着は洗濯する」みたいな答えが多いことでしょう。

そう、問題文に「小型家電回収ボックス」と書いてあるので、古着、関係ないんですよ。

ただ、前も言いましたけど、こういう「問題文の細かい注意点を見落とさないようにする能力」って、国語のテストで問うべきものなのかということ自体に強く疑問を感じます。

国語って、注意力テストじゃないと思うんですけどね。

いかにも「ヒッカケてやるぜ」という罠感が満載の問題じゃないですか、これ。


大問3

問2 最近、こういう「フライング選択肢」の出題が多い気がします。

傍線部1の場面だと、まだ守屋さん、謝ってないので……。

仮に内容的に適切だったとしても、タイミングが間違っていれば誤りになるのが小説のひとつの特徴です。


大問4

問4 おそらく設問の条件をチェックしきれず、解答に必要な要素を欠いてしまった人が多いことでしょう。

「目をそらさずに見ることは、何のために必要なのか?(目的)」

「目をそらさずに見ると、どのようなことにつながるのか?(得られるメリット)」

この2つの設問要求が問題文に含まれています。

最近の高校入試国語における記述では、このように「複数の質問」がひとつの問題に含まれるケースが非常に多いので、

「何が問われているのか?」

をモレなく問題文からチェックしないとだめなのです。


大問5

ちょっと全体的なあらすじがつかみにくい話だったかもしれませんね。

「兼家」「夢解き」「大江匡衡」の3名が人物として登場していることを認識できたでしょうか。「兼家」が見た夢の内容を、「夢解き」と「大江匡衡」がそれぞれ別の解釈をする(「大江匡衡」の解釈が正しく、「夢解き」の解釈が間違っていた)というストーリー。

「夢解き」が動詞からの転成名詞なので、人物ではないと解釈した人が多かったのかもしれません。

正直、高校入試古文は「注をちゃんと読む」かどうかで思いっきり点数が変わるので、とにかくまず「注のチェック」を怠らないように習慣づけをしてください。


全体を通じて

難易度的には「まぁこんなもんかな」というレベルでしょう。

記述問題が全体的に問題設定が細かく、満点はなかなか取りにくいはず。記述と古文で決定的に差がつく回かのかな、と。


中2国語

大問1

問1(2)「すいじゃく」を「ひんじゃく」と読んだ生徒が結構いましたね。

「貧弱」はそもそも形容動詞なので、「貧弱する」という動詞としては通常使いません。

「衰退」「老衰」とか、「衰」という字を使った熟語を1つでも知っていれば、「ひん」とは読まないと思うんですけどね……。


問2(3)これの正答率が低いのは、「預ける」の「予」の部分を「矛」と書いたのでしょうか。

それは「矛盾」の「矛」です。


大問2

中1の古文もそうでしたけど、「えっ、そこで終わらせるの」という切り取り方ですよね。

「続きはCMのあとで!」と言って、そのまま番組が終わるような感じ。

これは何だろう。

続きを読みたくさせて小説本体を買わせようとしているのだろうか……


問3と問4の記述が、いずれも書きにくく感じた生徒多いでしょうね。

説明文の記述よりも明確に正答率が低いのは予想どおりです。

どっちも、本文中の表現をそのまま抜き出して解答に使える箇所がないんですよね。


問3は、本文中の「孝子の上気した顔」「額の汗をぬぐう」という外面からの描写はあるけれど、それを「孝子が大会のために努力しているのに……」という模範解答的な内容に変換するには、自分で言葉を紡ぎ出す必要があるわけです。

さらに、そこから発生する「非難する気になれない」「水をさしたくない」などの沙織の心情も、同様に自分の言葉で書く必要がある。


問4も、「車谷をつかまえるのに失敗したせいだと勘違いした」という内容は簡単だったと思いますが、もう片方のポイントである「実際、沙織は何に胸を痛めているのか」は、すくなくとも字数以内で良い日本語で解答を書こうとすると、相当程度を自分の言葉に置き換えて書く他ないわけです。


ただ、これをもって「解答に根拠が薄い」と批判するのは筋違いです。

別に「本文の言葉をそのまま使って解答する」というのは国語のルールでもなんでもなく、

「だいたい公立高校入試はそうなっている」という経験則でしかありません。

大学受験、特に一流と呼ばれる国立大学の問題で、ただ本文の「それっぽい場所」を抜き出しただけで答えを作れる問題などほとんどありません。

「本文を自分勝手に解釈してはいけない」ということと「本文の表現をそのまま使わなくてはいけない」というのはまったく意味が違います。

前者は真で、後者は偽。

その違いを、国語指導者は生徒に伝えていく義務があると思っています。


ただ、各塾にいる採点者のレベル(ただの学生バイトもいるでしょうし)を考えると、この問3・問4を適切に評価できるのだろうか?

という疑問はあります。

「模範解答どおりじゃないから」

という理由で、内容的に問題がないのに✕にされているケース、今回は特に多いんじゃないかな……と。


ここが道コンのジレンマですよね。

道コン事務局は「ちゃんと考えさせる、良い記述問題を作りたい」と思って頑張ったとしても、その意図・意味を汲み取れない採点者がいっぱいいるわけで……。

国語を採点する人は、ちゃんと道コンの採点基準に書かれている「原則」を理解したほうがいいと思いますよ。

「本質主義」「できていると認められるものはすべて正答とする」

ここをしっかり見つめましょう。


大問3

問3 前回中3で言ったとおり

「問題文の読解」に国語は非常に大きなポイントがあります。

「どのようなことを禁止するものか?」

「それは、何のために禁止するのか?」

という2つの問いに答えられているかどうか、ということです。


大問4

文章内容が堅めで、短いわりにちゃんと考えないと読み解けないので、個人的にはなかなか好きです。


中1国語

大問1

100点満点化に伴って、漢字だけ独立して大問1になったんですね。

他の都道府県ではわりとよくある形式なので、特に違和感はないです。


大問2

問3 おそらく「資料」の内容(ブルーライトの刺激が原因、的な内容)を書かずに減点食らった人が多いのではないでしょうか。

どの学年もそうですが、こういう「資料」問題はとにかく

「どの場所から」

「何を書くのか」

を問題文から特定すること、見落とさないことが満点をとる絶対条件となります。

それが「国語力」なのか? といわれると多少疑問ではありますが、現実そうなっているのだから仕方ないですね。


大問3

問5は、①と②を逆に答えた人が多いのかな、と。

①にはたしかにイでもエでもどっちでも入りそうですが、②にエを入れると、その後の監督のリアクションと矛盾してしまいますからね。


大問4

問4 これも大問2の問3と同様、

「何を書くのか」

問題文から特定することが重要なのですが……

「外国人の聴衆が発表を聞くときの態度」はわりと書きやすいと思うんですね。

本文にほぼそのまま書いてあるので、ほぼ抜き出しに近い「いつもの道コン」です。

問題はもうひとつの「そうした態度をとることによる利点」のほうです。

たしかに本文41行目に

「その発表から得るものが多い」

と書かれてはいるんですけどね。

ただ「コレが利点です!」ってハッキリ言っている箇所ではないので、なかなかここを使えばうまく解答がまとめられることに気づかない生徒が多かったかな、と。

あと、文章内容が中1にしては結構堅めかつ難しめだと思うので、そもそも時間足りなくなてしまった人もわりといそうですね。


大問5

正答率が全体的に壊滅状態の古文ですね。

問1、これで正答率27%って、学校でちゃんとルールを教わってないんですかね??

特に難しい問題ではないんですが。


問2は、よく塾で教える「パターン解法」に騙された生徒が多いと予想しています。

「古文でセリフ、カギカッコを見つけるときは『、』の後から『と』の前まで!」

って教わってません?

その結果、たとえば1~2行目の

「大路に~くまむ」

あたりを答えてしまいそうな。


もちろん、だいたいのカギカッコは「『、』の後から『と』の前」にはなっていて、正解の「おのれ~ぞかし」もちゃんとその形式に当てはまってはいます。

それはそうなんですけど、重要なのは

「『、』の後から『と』の前までが、全部が全部セリフになってるわけじゃない」

ということ。

あくまでも内容的に「会話」「語り」「心中の思い」を表しているかを考えないと。

内容を無視してパターン・マッチングで解こうとするやり方は、少なくとも国語においては最悪の勉強法ですから、変な塾(学校も?)で変な教わり方している人は早めの修正を。


それはそれとして、この古文も「そこで切るのかよ!」感がすごいですね……

中2小説もすごかったけど。


その他もろもろ

2020年度の当塾業務体制について

塾名を「教科別専門教室Fiveschools」に変更し、各教科別の単科指導を核とした進学塾へとリニューアルします。

https://www.fiveschools.com/post/191128-fiveschools


「成績報告システム」を作ろうかな、という話

生徒数がじわりじわりと増えてきており、正直紙ベースでの成績管理に限界を感じてきております。

近いうちに「オンラインで成績を入力してもらう形」での成績集計に移行したいな、と思っており、まだやり方全然決めてないですけどそういう話が行きましたらご協力お願いいたします。


新ロゴの話

見てのとおり、当塾の新ロゴ完成しました。

かわいいでしょう。

塾長のキャラクターにふさわしい、やさしさとあたたかみにあふれたデザインに仕上がりました。

もちろん、製作担当は新谷先生です。


「教科別専門教室Five Schools」今後ともよろしくお願いいたします。


受験に……


そして……


昨日までの自分に……

bottom of page