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シグマ先生ゲスト授業/2019年10月道コン①/冬期講習募集開始

タイトルがサザエさんのようになっていますが、今日のブログは書くこといっぱいありすぎて何から手をつけていいのか、という。

ひとつずつ書いていきましょう。


シグマ先生ゲスト授業

一昨日10/22(火)あの「学習空間シグマゼミ」八反田先生による特別講座、無事開講されました。

「化学反応の量的関係」

と題された以下の中学理科テキスト。


道コンレビューで何度も何度も何度も書いていますが、本当に昨今の中学生(大昔がどうだったかは知りませんが……)というものは

「文章・図表から情報を読み取り、そこから要求された答えを出す」

という作業ができない。


いわゆる昔ながらの「受験勉強批判」として「詰め込みばかりで応用が利かない」というやつがありますよね。

その批判を受けて「じゃあ応用を問う問題を出そうじゃないか」と問題形式がどんどんどんどん複雑化されているのです。昨今。


その結果、中学生に「応用に対応できる学力」がついたのか?

明らかにNoです。

単に「中学生にとって、テストが昔より答えにくいものになった」というだけ。

問題形式だけが複雑化して、それに対応できるような読解力、計算力を育てる場じたいが作られていない。


という話は以前のブログでがんばって書きました。

https://www.fiveschools.com/post/190912-what-is-kokugo2


そのような「問題文の読解力」を上げるような試みは地味~な形ではあるものの日々の授業で取り組んでいるんです。わたしも。

ただ、わたし一人でがんばるよりも、同じような考えを持った別の先生、しかも理数に専門性のある先生に指導してもらえたら、その効果はもっともっと大きなものになるのではないか。

八反田先生に授業をお願いしたのはそのような気持ちからなのです。


そして、まったくわたしがやってほしかった通りの授業ですごくよかったです。

生徒もかなり満足していたようで、感想をメールでくださった生徒さんもいれば、シグマ先生のところに直接指導をお願いに行った生徒さんも出たようです。

よかったよかった。


今回の授業のメイントピックは、やはり何といっても「比」の処理でしょう。

「比」の処理じだいはわたしもかなりこだわっていて、うちの「新中1準備講座」なんかはほぼ「比」の話しかしないぐらいです。

だから、わたしに理科を指導されている生徒は、まったく聞いたことのない話はなかったはずなんですよね。


ただ、やっぱり「提示のしかた」がわたしよりまとまっているんですね。

わたしの場合、その問題に合わせてふさわしい「比の計算処理」を提示したり、生徒から引き出すことはできるんですよ。

ただ「比の処理」という視点をもとに、さまざまな問題に横串を通すような指導はあまりやれてこなかったなぁ、と。こちらとしても勉強になりました。


さて、そんなシグマ先生ですが、もう予告だけしてしまいますね。

すでに、当塾に再登場していただく手筈は整っております。


それはいつの日なのか、そしてどのような内容なのか、それはもう1ヵ月ぐらい発表までお時間をいただければ。


11/3~4 小川先生「数学」ゲスト授業

さて、次回は11/3~4に大々的にイベント授業を行います。

詳細は烏賊のリング先にすべて書いてありますので、こちらもご期待いただければ幸いです。

https://www.fiveschools.com/post/191017-math-event


あ、小川先生から「プロフィール」をいただきましたので、ここに紹介しますね。


北海道上川郡風連町(現:北海道名寄市風連町)で生まれ育ち、高校卒業と同時に札幌へ。1年の浪人生活を経て北海道大学経済学部に合格。

入学と同時に北大学力増進会札幌南本部数学科講師として、中学受験、高校受験、大学受験数学を担当。

卒業後、株式会社進学会に入社。数学科教務主任(札幌北本部・守谷本部)として3年間勤務。

現在は、社会人・企業向けの教育研修に携わる。日々の業務を通じて社会人のキャリア形成支援や学生のキャリア教育に興味を持ち、国家資格であるキャリアコンサルタント試験にも合格。


「キャリアコンサルタント」という資格はわたしもよくわかっていないのですが……

今度小川先生から直接いろいろ話を聞いてみようと思います。

キャリア関係の授業なども企画すると役立つものになりそうな気もします。

数学講師として札幌でも長い経験を持っている方ですので、当塾生におかれましてはこの機会に吸収できるものをぜんぶ吸収していただきたい。


Twitterも始められたようなので、アカウント持っている方はよろしければフォローしてみてください。

https://twitter.com/KO_kakkokari

今回のゲスト授業の内容もいくつかツイートされています。


道コン第3回レビュー

シグマ先生のゲスト授業の前に、先週の中3道コンの解説会を行いました。

ということで、いつもどおり簡単なレビューを書きましょう。

(標準問題については扱いません)


国語

大問2

問1 「舌を巻く」は今の中学生の理解語彙の中には無さそう……


問3(2)さっきの理科の話と同じです。資料、そして何よりも問題文から、

「今自分が何を答えるべきなのか」

を強く意識できるようにしないと。


条件1「資料Ⅰから」「現状における問題点」を答える、という条件にちゃんとラインなり引けていますか?

いや、別にライン引いたりマルで囲むことが大事じゃないんですけど、要するにそこが「答えなくてはならないもの」なんですから、強く強く着目しないとダメなんですね。


そして、条件2「資料Ⅱから読み取った内容」をもとに「解決策」を答えるという内容にラインを引けていますか?

そして、あなたの答えは本当に「解決策」になっていますか?


以上のチェックポイントを、誰にもアドバイスされずに、試験会場で自分の目でチェックできるようになれば、そしてそのチェックポイントに沿った内容を書けるようになれば、その時点で大幅に減点される答案になどなりようがないと分かるはずです。


去年の道コンだと、正直「本文ほぼコピペ」で点数取れてしまう問題も多かったですが、この問題はちゃんとそのへんのチェックポイントを整理できる生徒じゃないとまず満点は取れないでしょう。なかなかの良問だとわたしは思っております。

これで5点以下の点数の人は、間違いなくさっき言った「チェックポイント」をチェックする目を十分に持てていないです。

次回の改善に活かしてくれれば、と思います。


大問3

問4 「仏との約束を破る」という意味がわからずに✕だと判断してしまった生徒は多そう。最後の最後にちゃんと書いてあるんですよね……。


問5 記述問題はまず問題文を読み取って、事前に「答えの文の型」を頭にイメージすることが重要です。

「松浦のどのような考えと、潔のどのような思いが合わなかったからですか」

という質問文なのですから

「松浦の~~~という考えと、潔の---という思いが合わなかったから」

という「型」の文になるはずですよね。

そして~~~という部分と、---の部分が矛盾・相反する内容にならないとおかしい。


本文の内容解説まではブログではしませんが、少なくともこのような「型」が頭にある生徒なら、日本語的に意味不明な回答を書くことはなくなるでしょうし、全く方向性のズレた回答を書くこともまずなくなる。

「問題文をどう読むか」で本当に大幅に点数が変わるのが国語です。

そして、さっき言ったとおり理科などの他教科もそうなりつつある。


大問4

問3 小説の記述問題と同様、問題文をどのように読解するかをやってみましょう。

「縄文も同じだ」という傍線部から、まず「主語」がないことに気づかないとダメです。

「何が」縄文と同じなのか?

→(答)ケルト人(を含む古代人)


そして「どのような点が同じなのか」「それはどのようなことを示しているか」の2点が要求されている回答内容ですから、

「縄文人とケルト人の共通性」

「縄文人、ケルト人を含む古代人の共通性」

に該当する箇所を答えれば点数がもらえる、ということがわかります。

問題が変わっても、やらなければならないこと、考えるべきこと、頭の使い方は共通しているんです。その頭の使い方がわかれば一気に点が伸びるのが国語の面白いところですからね。


問4 この問題は正直どうかと思っています。

何を答えさせようとしているのかがあまりにも曖昧に過ぎるし、問題文、設問の設定が本文に対して適切とは思えない。


傍線部「私の立場も、あなたの立場も一人の人間に含む」というのは、本文中では「古代人」の考え方として提示されています。

ということは、本来この問題も「古代人の思考法」に沿って回答しないとダメだと思うんですよ。

つまり、和泉式部日記のように「一人の人間の立場が安定せずに移り変わってしまう」という例をもって説明しないと、本来この設問の要求を満たさないと思うんですね。

たとえば、三浦雅士『考える身体』にあるような、憑依現象や舞踊、宗教儀式の例などが本来であれば適切な例に思えます。


しかし、さすがに中学生にそのレベルの回答を期待するのは無理がありますし、実際の模範解答も

「Aさんの視点では『私』であるAさんが、Bさんの視点では『あなた』に変わる。」

となっている。


ただ、この回答だと、ぜんぜん「古代人の思考法」になっていないんですよね。

単に「英語でDo you~?で質問したら、答えの文の主語はyouじゃなくてIにしましょう」という皮相なレベルの話になってしまっていて、ごくごく表面的に文意をなぞるだけの答案でしかない。

この傍線部を説明させるなら、あくまで

「同じAさんの目から見ているはずなのに、Aさんの立場が固定されずに変化する」

というケースを出すべきだと思うのです。

和泉式部日記の例が例として適切なのは、日記を書いているのは和泉式部ただ一人なのに、文中で和泉式部の人称が変化しているからでしょう。

これが「和泉式部と別の誰かの交換日記」だったら、人称が変化するのは「古代人の特徴」でもなんでもなく、現代人の目から見てもごく当たり前のことでしかないですよね。


出題者がやりたいことは何となくわかるんですけど、あれこれとこねくり回しすぎて結局誰にも意図が伝わらない問題になってしまった印象を受けます。


問5 本文全体の趣旨を考えるなら、模範解答は「情景が豊饒な彩りに満ちる」よりも「物質文明の中でやせていった人間性の回復」のほうがいいんじゃないかなぁ……

なんか問4、問5ともに「古代人と近代物質文明」の対比性に対するこだわりが薄い回答に見えてしまいます。


大問5

ちょっと話が有名すぎませんか、これ。

古文の読解力を問うというより、単に「昔話を知ってるかどうか」みたいな勝負になってしまうので、もうちょっと出典をどうにかしたほうが……

問2で「主語を含めて」という条件を見逃さないように!


ちょっとブログのボリューム的に多すぎる感じになってきたので、国語以外の4教科は来週ということにさせていただければ……


冬期講習

いつの間にか冬期講習募集を開始しています。

小学生の次年度に向けた体験的な講習会もやりますので、今の小4生から受講が可能になってます。

今回はチラシ広告とか出す予定がありません。

すべて情報はサイトに記載してありますので、ご関心ある方はこちらをお読みください。

https://www.fiveschools.com/winter2019


今回の講習も生徒さんの力を最大限引き出せるよう、がんばってやっていきます。

みなさまのお問い合わせお待ちしております。

教科別専門教室​FiveSchools

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