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  • 執筆者の写真FiveSchools

私の禁煙法

以前、この記事で「どうやってタバコをやめたか書こうかな」とか言ってましたよね。

https://www.fiveschools.com/post/190808-forksinkers


もうこのご時世


「オレは好きでタバコを吸ってるんだ、やめられないんじゃない、やめる気がないだけだ」


みたいな硬派な人もすっかり減ってしまって、


「やめられるならやめたい……でも無理なんじゃあ……ワシは意志が弱いんじゃあ……」


みたいな感じであきらめているスモーカーのほうが多くなっている気がします。


わたしはだいたい28ぐらいのときに一回タバコをやめたんですね。

いつからタバコをはじめたのかと言われると若干コンプライアンス的な問題が発生しかねないので詳細は語りませんが、まぁそのわりにはあっさりとやめられたほうだと思います。

どのわりなのかと問われると若干コンプラ(以下ループ


で、その後しばらく吸ってなかったんですけどね。


記憶に残っている方も多いと思いますが、当時わたしが東京で勤務していた、そして今も札幌で勤務しているあの大手予備校がありますよね。

あそこが2014年ぐらいに「オイオイこれ潰れるんじゃないか」みたいな騒ぎを起こしたことがあったじゃないですか。

あのときの職探しやら何やらのストレスで1~2年復活してしまいまして。

で、また開塾前年あたりに、最初にやめたのと同様の方法で再びやめて今に至ります。


もう、今となっては吸いたいという気持ちすら起こらなくなりましたし、隣の席で誰かが吸ったとしても本当に何とも思わないです。

どうぞどうぞお好きに吸ってください、という感じ。


ということで、人生禁煙挑戦2戦2勝、勝率100%を誇るわたしの禁煙法のご紹介です。


正直、ほぼ特定商品の宣伝となる記事ですが、いいじゃないですか。やめられれば。

別にアフィリエイトとかやってるわけじゃないので、イカリングならぬ以下リンクから当該商品を購入したところでわたしには1銭の得にもなりません。

離煙パイプ


話のはじまりは、うちのおやじがタバコをやめたところからはじまります。

まぁうちのおやじというやつは、わたしとは比にならないレベルのヘビー・スモーカーだったんですね。1日2箱とか当たり前というレベルで。


わたしの場合はどんなに酒飲んでも1日1箱超えたら今日はすごい吸ったね、というレベルで、通常の場合は1日15本ぐらいが平均というところでした。

人生で一日2箱吸ったことはたぶん一回もないですね。


で、そんなおやじが、突然サクッとタバコやめてしまったわけですよ。

「こいつは一生タバコなんかやめられないだろう」と周囲も本人も思っていたのに。

あのおやじがやめられるなら、オレ程度のスモーカーなら簡単にやめられるのでは???

とわたしが思うのも無理はないところです。


どうやって辞めたのかというと、上のリンクにある「パイプ」を使ったのだという。

これもまた、おやじに負けず劣らずヘビーな友人が数人それでタバコやめてしまって、「それなら俺も」と思ったようで。

で、やってみたら本当にやめられてしまった。

今も吸ってないですからね。完全なる成功です。


じゃあその「パイプ」なるものは何なのかと話を聞いてみると、これがまぁ思った以上に単純な仕組みなんですよ。


・30本ぐらいのパイプがセット商品として売られている。(セットで1万ぐらい)


・パイプにはそれぞれ「穴」が開いていて、そこからタバコの煙が逃げていく仕組みになっている。


・パイプごとに「穴」の大きさが違っていて、「穴」の小さいものから順につけていって、徐々に「穴」を大きくしていく。


・すると、少しずつニコチン摂取量が減っていき、軽いタバコに体が慣れていく。


・そしていつか「1mgのタバコで、最も『穴』の大きいパイプ」に体が慣れ切ったころに思い切って禁煙してみると……


・体がニコチンが薄い状態に慣れ切っているので、苦痛なくやめられる


と、このようなシステムになっていると。


まぁ、理屈だけ聞くと「そんな単純に事が運ぶのかなあ」と思ってしまいますが、何よりも実例が身近にいますからね。実際やってみたら、わりとあっさりと単純に事が運びました。


まぁ「あっさり」と言っても、本来理想的に進めば40日ぐらいでやめられるはずなんですよ。そこのところを90日ぐらいかけてゆったりとやめたので、そこまで「あっさり」感はないのですが。


ただ、このパイプの何がよいかって、

「禁煙する最後の瞬間まで、一切タバコをガマンしなくてOK」

という、意志の弱い人には非常にありがたいシステムだということです。

「穴」がだんだん大きくなって、徐々に物足りなくなっていくのはあるんですが、徐々にですから。

これ以上物足りなくするのはキツイな、と思ったら、パイプを変えずにしばらく経過措置をとっても問題ないわけです。


パイプをはずして吸ってしまったら元の木阿弥なので絶対ダメですけど、その禁さえ破らなければ従来どおり(パイプをつけていることを除いて)吸いたいだけ吸っていいんですね。

それで本当にやめられてしまうのが画期的なところです。


まぁ、世の中には「オレはタバコをやめるぞ」と決意した瞬間何の道具もなしで本当にスパッとやめてしまう人もいますからね。

そういう意志の強いひとはそれでいいと思うんですけど、そうでない人は一回やってみたらいいと思いますよ。

なんかAmazonのリンクを見てみると「禁煙成功率89.3%」と書いてありますけど、使った実感としてはわりとリアルな数字に感じます。

要するに10.7%というのが「途中でパイプをつけるのを放棄した人の割合」なんだと思います。


まったく勉強と関係のない記事でアレですが(いつものことではないか、というツッコミはスルーします)、この「できるだけ苦痛なく目的を達成するにはどうすればいいか」を考えるというのは、ある意味勉強も同じだと思うんですよね。


以前以下の記事でも言いましたが、勉強する習慣がついていない人が、苦痛に耐えて無理に勉強しようとしてもうまくいかないわけですよ。

「まだ自宅で勉強してるの?」


勉強できないなら、自然と勉強せざるを得ない、苦痛なく勉強できるような「仕組み」を作ろうとしなければならない。

よく「塾に頼り切りになってしまうと、自分で勉強できなくなる」という意見がありますけど、人間のこういう弱い側面を無視しすぎな気がしますね。

環境を整えて、自分にとってラクにやれる場所を確保するのも努力のうちですよ。

そもそも「会社」だって、大人がみんなで集まって強制的に仕事をせざる場所を確保するためにオフィスを構える、そういう側面だってあるわけです。(でなければ在宅ワークでいい仕事なんてたくさんあるわけですし)


日本人って(他民族はどうなんだ、というツッコミはスルーします)、苦痛を感じてなければ努力していない、みたいに見たがる感じあるじゃないですか。

苦痛を感じる量=成果が出る量では全然ないわけですから、そこを混同せず、目的を見失わす、その目的のための最適ルートを探せる人間になるほうがよほど重要ですよ。

ただ闇雲に苦痛に耐えるよりもずっと。


ということで、取って付けたような教育論で今日のブログを締めといたしましょう。


来週、11月の「ゲスト授業」について詳細を発表します。

前回も言いましたが、保護者さまの参加、外部生の参加も積極的に受け入れたい講座となりますので、ご注目いただけるとありがたいです。

それではまた毎週。

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