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新しい先生?/2019年8月道コン中3

いよいよ夏も終わりに近づいておりますが、暑いのを極端に忌避するわたしとしてはまだまだ暑いです。

夜は寒いぐらいじゃないと寝れないので、もう少し冷えてほしいところではあります。


さて、Twitterで最近匂わせてますが、場合によっては来年度new teacherを当塾に迎え入れる可能性が出てきました。

あくまでも可能性でしかないですし、全然確定している話ではないのですが、もしかしたらもしかします。

今その可能性が出ている先生は数学講師としてずっとやってきた方ですので、もしこの話が実現すると来年開塾3年目に突入する当塾、何らかの新しい展開が待っているかもしれません。

どうなることでしょうか。


まったく今年と変わらずわたしがほぼワンオペ状態でやっている可能性ももちろんありますが。


また、道コンの個人データも出ました。

当塾、全体的にかなり健闘したと自負しています。

くわしいデータは

https://www.fiveschools.com/result

に掲載していますので、隅々まで見ていただければと思います。


もう「どのデータを見せれば広告的にオイシイかな?」みたいなことを考えるのも面倒になってきたので、何も考えず機械的にデータを出すことにしました。

ただ、あまり細かく成績状況を書くと個人が特定される可能性が出てきますので、そのあたりはボヤッとするように書いてはいますが、データそれ自体は切り取りも何もせずに出しています。


いずれにせよ「預かった全員をキッチリ伸ばす塾」を目指して、それを堂々と公言できるよう、これからも日々研鑽と実績を積み重ねていくつもりでいます。


で、今回の道コンですが。


ついに中3生ではわたしがひそかに目標としていた「全員偏差値60以上」を達成しましたし、というかもうちょっと頑張れば「全員偏差値65以上」もイケそうな状況になりつつあります。

そしてなんと中1生では「全道ベスト10入り」を果たした猛者まで登場しました。


そういうと「デキる生徒しか入れない敷居の高い塾」感が出てしまうのも困るのですが……


ちなみに、今回中3生で最も伸びた生徒さんは、入塾当初「偏差値52」「英語10点台」からのスタートでした。

それが、今や偏差値65オーバー、あれだけ苦手だった英語もまぁ40点は切らなくなり(50点オーバーと行きたいところでしたが)、ちゃんと1年間取り組むとちゃんと伸びるんだな、と再確認できて大変よかったです。


この春・夏から通いはじめた中2生も現段階では似たような成績の人もいますが、そこは先輩を見習って同様の、あるいはそれ以上の成績急上昇を見せてほしいところです。


さて、それでは道コンレビューの続きです。

前回中1だったので本来中2をやる回なのですが、やはり緊急度・注目度の観点から先に中3をやらねばならないでしょう、ということで中2は来週にさせていただき、今日は中3で。


国語

大問1

問3(2)こういう問題はどんどん問題文それ自体が複雑化していく傾向にあります。

今回も「直接廃棄の主原因」に関して、「購入時」と「保管時」の対策を考える、という3つの条件をすばやく的確にとらえられたかどうか。

また、今回は本文から抜き出すのではなく「自分の頭で考える」ことが要求される問題になっています。


……というか、この種の問題って、以上のように問題文を複雑化して、自分の言葉で書かせる出題にしないと単なる「視力検査」と化すんですよね。

ですので、今後も同様の出題が道コン、入試ともに登場する可能性は大です。

ただ本文を適当にコピペするだけでいい国語の時代はもう終わっているのです。本来は……。


大問2

問2 これ、答えに納得してない人も多いんじゃないでしょうか。

答えに納得できていない人は、この問題が「傍線部それ自体」をちゃんと読めたかどうかを問う問題であることを認識できていない気がします。

傍線部「一面焼け野原」「浮浪者の群れ」「民主主義」「軍国主義」はどれも具体例なので、具体例は自分で一般化せねばならない。

一般化して本文と照合すると、どれも「現実の、目の前にある風景や言葉」であると導くことができます。

そして、傍線部でそれを「大したちがいはない=全部興味を感じない、つまらないもの」という心情で総括している。


以上のポイントを把握したうえで答えを探せば、そこしかないことが納得できるかと。


問4 前回のブログで「道コンの採点基準に文句を言う」と言いましたが、この問題です。

「いや、ちょっと、あまりにも雑すぎるでしょう採点基準」という話を今からします。

道コンじたいには大変に敬意を払っているつもりなので、愛ある苦言と受け止めて参考にしていただければ幸いです。見ているかどうか知りませんが。


問題文の要求を確認します。


「①共同生活を送っていた筆者にとっての」

「②読書が持つ意味と」

「③それによって生まれる心情」


この3点を満たすように解答を作る必要があります。


「②読書が持つ意味」は傍線直後に書いてあるので、わりと書きやすいですね。

「自分だけの自由な想像の場を確保できる」

という内容があればOKです。

「誰にも侵害されないプライバシー」という内容でも意味は同じなのでOKだと思いますが、やはり「想像の世界」という内容は書かないとマズイでしょう。


それが「①共同生活」とどう関係するか。

「現実の共同生活(=他人と生活すること)が気にならなくなった」

これも内容的に違和感はないでしょう。


そのときの「③筆者の心情」は何か。問題はここです。該当する箇所を本文からまんま引用するとこうです。


「人はかってに目の前を通りすぎ、話し、ああしろこうしろというがよい、あなたはどっちみちわたしの個室に入ってくるわけにはいかない、という自信」


この内容をそのまんま書いても意味不明ですし、さらに「個室」というのは比喩ですので、比喩表現をそのまま書いても「説明」にはなりません。

国語の答案で、特別な指示がないときは比喩を用いて説明しないのが原則中の原則。

国語指導者なら誰でも知っていることです。


ここでいう「個室」とは、あくまで「脳内の個室」であって、本当に個室があるわけではない。

つまり、前述の「頭の中に確保された自分だけの自由な想像の場」を言い換えているにすぎません。

ということは、それが比喩表現であることに目をつぶっても「②読書が持つ意味」と内容が丸かぶりでしかないので、本来加点対象にはならないはずなんです。


ということは「③筆者の心情」で絶対に書かなければならないポイントは何か。そう、

「人に何を言われてもかまわない、自分は自分、という自信」

という内容こそがポイント③の内容となるはずです。

ただし、この内容は前述のポイント①と重複しているので、そこはまとめて1つポイントとして書いてしまってOKだろうと思います。


まとめると


「自分だけの自由な場の確保」

「その場とは『想像』の場のことである」

「それによって自分に自信が持てた」

「だから、他人の存在や言葉や行動が気にならなくなった」


以上4点が不足なく伝わる解答になっていて、はじめて満点を与えるべき問題だとわたしは考えます。


だから、道コンが出している「模範解答」じたいに文句はないんですよ。

道コン模範解答


「自分だけの自由な場を確保する意味合いを持ち、想像力の世界は他人の行動や言葉によって邪魔されないという自信を持つに至った」


ね、ちゃんと全部ポイントが網羅されているでしょう。

わたしが文句があるのは「模範解答」ではなく「採点基準」です。

何に問題があるかというと2つ。


まず、1つ目の問題として「比喩表現」のそのまんまコピペにあまりにも寛大すぎるということ。

「部屋」「個室」という比喩表現を説明もなく、意味も分からずコピペしても、まったく減点されることなく満点がついてしまう。

今回の文章はそもそもの現実世界が「五人起居の部屋」であって、それを「脳内の個室、一人部屋」にたとえているわけです。

どちらも「部屋」なので、現実と比喩の区別がそもそも読解上非常につけにくいんですよ。

だからこそ現実世界と比喩の区別をきちんとつけた答案を評価すべきなのに、全くそこが評価されない採点基準になっています。


さらに、2つ目の問題として

「自分だけの個室を手に入れたような心境に至った」と「自分だけの自由な場を確保」という、本来重複する内容の両方に加点がされるということ。

「自分だけの自由な場を確保したことによって、自分だけの個室を手に入れたような心境に至った。」

という答案が、満点を与えるべき答案なのでしょうか。

「いや、同じこと2回言ってるだけでしょ」となりますよね。


そしてこれらの問題点によって、どういうことが起こるか。

要するに、意味もわからず適当に本文をコピペした人と、ちゃんと意味と筋が通る日本語を書いた人の間にまったく差がつかないという事態が現実に起こっています。

当然、ちゃんと意味と筋が通る日本語を書いた人はそういう日本語を書くために時間を費やしていますから、むしろ適当コピペ人間のほうが時間に余力が出て、下手したら高得点になってしまう危険性さえある。


いや、実際の入試がそういう採点がなされるならまだわかります。

良いこととは思いませんが、現実の入試に合わせるのが模試の責務でしょうから、北高とか南高の国語の先生がそういう採点しているというなら、いいですよ今のままで。

でも、本当にそうなのでしょうか。


実際の採点基準はこんな感じです。


すごくザックリとしていますよね。

「適切に」「稚拙」「不十分」「欠陥」

どうとでも解釈できる文言のオンパレード。

つまり、実質上「各高校で責任持ってうまくやってね」という採点基準なわけです。


ということは、やはり

「自分が受ける高校の国語科主任が、この答案でOKをくれるだろうか?」

という厳しい目で自分の答案を見なければならないのは明白です。

いや、わたしも別に北高南高の国語の先生に友達がいるわけじゃないですけど。


道コンも、もちろん多様な学力層の生徒が受ける模試で、その厳密な採点基準を作るのが大変なのはわかりますよ。

わかりますけど、せめて努力目標としてでも

「ちゃんと日本語として意味が伝わる文を書こうと努力して、それなりの成果を出せた答案」を評価するような採点基準を作ろうとしないとダメだと思います。

今のままの採点基準に過剰対応した生徒が出てしまうと、

「道コンではいつも50点オーバーなのに、北高南高を受けてみたら40点も取れなかった」

というケースがマジで発生し得ると思います。


大問3

問3の採点基準に若干文句がないわけではないですが、大問2よりは適切だと思います。

文句があるというのは、採点基準Bは2つに分けるべきじゃないかと思います。

「コミュニケーションをとること」「異質なものをグレーなまま認め合う」ことは明らかに異なる内容なので。


数学

大問2

問1でちゃんと図形図書いていれば、それを使ってそのまま問2の解き方がわかるので、いい問題だなぁと思います。

簡単な人には屁でもない問題なので、こういう「手動かしてやってみれば何ということもないでしょ」という問題を着実に取れる柔軟性を身につけなければならない。

このへんがうちの中3生はまだまだ弱いので、これが取れるようになれば最初に言った「全員偏差値65オーバー」が現実化すると思っています。


大問3

問3 分数が計算に絡んでくるのが若干イヤではありますが、△ACEと△ACPに分割することは見ればわかるでしょ、という感じなので、これも「手動かしてやってみれば何ということもないでしょ」という問題。

こっちは比較的うちの塾生はできていましたが、計算ミスが多いですね。

この程度の分数でミスってると高校数学には対応できないので、分数やルートを含めた計算力はもっと鍛えないとならない。


大問4

問2 ひろこさん派と、たかきさん派どっちが多かったんですかね。

当塾では、ひろこさんとたかきさんのハイブリッドで解いた生徒もいて、特に何の指定もなければわたしもそうやって解いたんじゃないか、と思うのですが……

正直、妙な誘導は入れないで自由に考えさせてくれ、と思ってしまいます。


大問5

問1は取らないとダメですよね。素数を忘れていたのか、ルートの処理にまだ慣れていないのか。

さっきも言いましたが、ルートの処理でポンポン計算ミスしてるようだとマジでこの先思いやられるので、ルートに自信ない人は計算演習自主的にやったほうがいいですよ。


問2 よく言う「完成予想図」を描けたかどうかでは。

当塾生はわたしの普段の教え方もあってか、平行線を描いてから求める「別解」式で出した生徒が多かったですね。


問3 (2)の模範解答では「△CDFと△CGHの合同」から攻めていましたが、わたしは「△DEGと△DGHの合同」のほうが目に留まりました。

(1)で使った条件をできるだけ利用しよう、というのがわたしの基本的に発想にあるので、そうすると後者の発想のほうが出やすかったのかな、と。


社会

大問1

問1(3) 大陸の面積については、「You、振り切ったな今日」というゴロを開発しました。

「You=ユーラシア」「振り=アフリカ」「切った=北アメリカ」「な=南アメリカ」「きょ=南『極』」「お=オーストラリア」

今は亡きジャニーさんをイメージしながらお使いください。


問3(4)ブロイラーはちょっと盲点だったかもしれませんね。覚えましょう。


問5(1)大宰府も、なんとなくド忘れしてる人が多そう。


大問2

問1 最初「えっ、大豆ととうもろこしの区別なんて出るの!?」とちょっとビビりましたが、要は「フランスがある=Cが小麦」だということさえわかればいい問題ですね。

その他はごく普通の問題ばかりだと思います。


大問3

問3 北海道民として人口だけでAが札幌であることは分かってほしい気もしますが、非札幌民には難しいのかもしれない。

南区のでかさをイメージできれば面積でも分かりそうなものですが。


問4 「やませ」と「からっ風」を混同した生徒は結構いそうですね。というか当塾にはいました。


大問4

問6の並び替え、イエオはどれも年号覚えていて当然の問題ですので、これを間違えているようではいけません。

アの「樺太・千島交換条約」って意外と出るので、年号と、どことどこを交換したのか言えない人は調べて覚えたほうがいいと思いますよ。


問7も、沖縄、朝鮮、アイヌあたりの歴史は一度集中的にまとめたほうがいいですね。

わりと出やすいわりに、断片的にしか教わらないためにかなり覚えにくいので。


大問5

問4 答えはともかく、エの大西洋憲章っていつの何か説明できますか?


問5 年号で覚えるのは無理がある問題です。

Bの満州国建国は「1932年3月」、五・一五事件は「1932年5月」。そんなもん覚えられるわけがない。

つまり「満州国を正式に認めなかった犬養首相に対するクーデター」という流れを把握しているかどうか、という問題です。

単なる暗記じゃ点数はやらないぜ、という意思が感じられる良問です。


大問6

特にないですが、まだ戦後に到達していない中学も多いでしょうから、選んだ人じたいが多くなかったのかもしれません。

レベルとしては基本ばっかりなので、大問5よりも解きやすいかな、と思うのですが。


理科

大問1

問3 「凝灰岩」「石灰岩」は名前が似ているわりに由来が異なるので、結構覚えにくいかもしれません。

火成岩、堆積岩とその細かい分類と識別は、一度一覧表にしてまとめることをおすすめしたい。


大問2

問4 ミョウバンと塩化ナトリウムの結晶の形は覚えてください。


大問3

問3(2)「理科は半分国語」といつも言っているとおりですが、今回は「理科は半分国語、半分算数」みたいな問題ですね。

問題文の「裏側」「0.2mm四方」「9個」「裏と表は3:1」という条件をもとに「表側」を「1mm四方」で計算してみるとどうなるか、というだけなのですが……


大問4

「電流と磁界による力によって、コイルが上向きの力を受ける」というおなじみの設定と「フックの法則」を絡めるシチュエーションは面白いのに……

問題に、その設定がひとかけらも、本当に何ひとつも活かされていないのはどういうことなのでしょうか。

無駄に設定説明だけ長くして、問われていることはごくごくつまらない定期テスト並みかそれ以下の問題。

しかも、その長い実験の設定説明を自力で読み取らなくても、なぜかご丁寧に問題文に全部書いてあるという。

設定を一生懸命読んで状況と意味を理解しようとした生徒がバカを見る、ちょっと問題としてどうかと思いますねこれは。


大問5

天気図で出るのは「寒冷前線」だけじゃないぜ! という事実を知ることに大きな意味がありますよね。

大量に過去問をやってるだけではダメで、ちゃんとその場その場で問題の意味を考えないといけない。


大問7

問1 エタノールと葉緑体の話と勘違いしていませんか。

意外とやらかした人多いのでは……


英語

大問1

問題の話ではないですが、最近当塾ではリスニング指導の方法を変えました。

「台本を渡して、まず台本の意味を即座に読み取らせること」と「シャドーイング」を合わせた、要するに日本語学校でやってた方式をほぼそのまま取り入れてみました。

成果が出るとよいのですが。


大問2

問4 これができない人は、とにかく一度「肯定文を作る→疑問文に直す」という手順を踏んで答えを出してみてください。

もちろんいきなり疑問文が作れるにこしたことはないのですが、メカニズムを理解するにはまずはそこから。


問5 「学校で学ぶべき」の部分が「たくさんのこと」を修飾しているのだ、という構造を把握できるようにしましょう。

このような「修飾構造」の話が2学期からの「分詞・関係代名詞」の本質です。

この問題を「thingのあとにはto Vが来やすい」というだけで終わらせるのはもったいない。ある意味、中3二学期の予行演習のような問題と言ってもいいでしょう。


大問3

問5 こういう問題は、国語も英語もとにかく「一文」の内容を正確につかむ。

「私もまた、彼のように★★★したい」ですから、日本に来た観光客ジムと同じようなことで、将来コウタがやりたいことであればOKなわけです。

「meet foreign tourists」と書いた生徒がいましたが、それだと「すでにコウタがやったこと」なので条件に合わないんですね。発想としては面白いと思うのですが。


大問4

問2 「well」の位置ですよね、問題は。

大問2の問5と同様、今後は「修飾構造」がとにかく重要になってきます。

「どの言葉が、どの言葉を説明しているのか?」には敏感にならないといけない。

「well=上手に」はどこを修飾しているのか?と言われたら「speaking English」とみんな答えられると思うんですよ。

それを、ノーヒントで自分で考えられるようにならないと。


前半の国語に異様に力が入ってしまいましたが、、、

とりあえず、中3道コンはこんなところです。来週は中2。

ちなみに、これは当塾玄関に置くようになった飴です。

ご来塾くださる際は、自由に食べていただいて結構です。

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