• FiveSchools

「定期テスト後だからこそ」定期テストの勉強法を語る

さて、当塾では全生徒の1学期定期テストが終わったところです。


中1生は初の定期テストだったので、そもそも中学校の定期テストというものがどんな感じなのかイメージじたい持っておらず、手探り状態の中でのテスト勉強となったことでしょう。

そんな中、英語は全員100点に近い点数を取り、トータルでも9割オーバーが出るなど、当塾中1生は結構な健闘をしてくれたと思います。


中3生も、この時期に自己ベストを更新する生徒が出るなど、全体的に悪くない結果でした。ちょうど修学旅行と部活でいろいろある時期なので、ちょっと勉強時間を確保しきれなかったのかな?という人もいるにはいますが……この先、特に夏休みの頑張りに期待したいところです。


で、タイトルにあるとおり、定期テストが終わった今のこのタイミングであえて、定期テストの勉強というものがどうあるべきか、当塾の基本スタンスと考え方をここで書き記そうと思うんですね。


なぜ、このタイミングか。

定期テストの勉強というものは、すでに8割がた「いわゆるテスト勉強期間(≒2週間前)」を迎えるころには決着がついてしまっているからです。

定期テストの勉強を、2週間前になったからと言って目の色を変えてイチからやろうとするその時点でもう負けているんですよ。

あくまでも、定期テストの勉強は「それまで学校で習った&理解した内容を、思い出す&定着させる」ためにあるもの。

まったく理解していない単元を、2週間前から独学でやろうって、そんなことできるわけないじゃないですか。常識的に考えて。


だいたいの学校において、定期テストというのは年に4回ありますよね。

年に4回あるということは、ざっくり3か月分の勉強内容が問われるのが定期テストなわけです。

先生に授業してもらって、それでも理解できなかった3か月分の内容を、自分ひとりの力で2週間でマスターする?

あなた、そんなにアタマいいんですか?


という話が言いたいわけです。

つまり、「定期テスト勉強」を2週間前から「焦って・必死に」やらなければならない事態になる時点で、そもそも勉強の基本姿勢が間違っているわけです。

なぜ、もっと前からやらなかったの? 以外にかける言葉はないんですよ、本来。


でも、そんな話を定期テスト直前にしても聞く耳持ちませんよね?

「そんなこと言ったって、もう今さらどうしようもないだろ」

そう言いたいでしょう。

まったくそのとおりです。終わってしまった時間は取り戻せないわけですから、今このタイミングでベストを尽くすしかない。反論の余地はありません。


だから、定期テスト期間にこの話はしないようにして、今このタイミングで言ってるんです。

今のタイミングで言われたら、次のテストのときにはもう言い訳のしようがないですから。


テストの結果が悪かったときに、

「次のテスト勉強はもっと頑張る」

という発想になっている時点で、たぶん次も失敗します。

次の定期テスト勉強は、今この瞬間からすでにスタートしているわけです。

今日、明日から、その日その日の授業をちゃんと理解して、疑問点のない状態に日々持っていけばいいんです。

それが最大のテスト勉強です。


あまり勉強してない(ように見える)のに成績いい人っていますよね。

その人は、普段の生活、毎回の授業での過ごし方が違うんですよ。

同じように日々を過ごしているように見えても、毎日毎日じわじわと差が広がっていって、3か月間その差がたまったころには2週間で取り戻せるレベルの差ではなくなってしまうわけです。

(ちなみに、わたしの高校時代の勉強スタイルを書いた記事です)

https://www.fiveschools.com/post/181209


ましてや、これが入試になったら、、、ねぇ?

「中3からでも間に合います!」

という教育産業の嘘に騙されないよう、中1の時点から勉強は計画的に。


・・・・・・・・・・・


このような説教じみた記事で終わらせるのもアレなので、おまけとして当塾北大ファイブの「定期テスト勉強方針」をここに示しておきます。


① 「ノート」と「ワーク」が勉強の中心。 (学校でプリントが配られていたら、プリントも) 定期テスト対策期間は、塾のテキストよりも「ノート」と「ワーク」の勉強を中心にすること。

過去問はしょせん過去問にすぎません。

たとえ同じ学校であっても、去年と教科担当の先生が変われば問題も変わりますし、たとえ同じ先生だったとしても、去年と同じような問題を「使いまわし」で出題してくるかどうかもわからない。

「過去問を塾でもらえるから、それをやればOK」じゃないんです。

その先生の授業で取ったノートが、ある意味最も信頼できる「過去問」です。

ノートとワークの内容をすべて説明できるようになること、これが定期テスト勉強の最大の目標と考えましょう。

② まず「ノート」を単元ごとに読み返し、忘れていることはないかを確認し、覚え直す。

知識が穴だらけの状態で問題を解いても成果は上がりません。

「まったく覚えていない」「理解していない」分野があれば、ワークをやる前に教科書を読みなおすほうが先です。

「わからないこともあるけど、まぁだいたい全体的には感じはつかめてる」ぐらいの状態になってからワークをやったほうがいいです。

ただし、あまり完璧主義になって、全然ワークに手をつけられなくなってしまうと時間的・労力的に非常にロスが大きくなります。

「だいたい雰囲気はつかめたら、後は問題を解きながら完成させていく」

というスタンスで進めるといいです。

③ 次に「ワーク」を解き、解けなかった問題の番号を別の紙に書きだしておく。

④ ③で書きだした問題を覚え直して、もう一度ワークを見直す。

(できていた問題も、もう一度読むこと) すべての問題をサクサク解けるようになるまで繰り返す。

ワークを「解きっぱなし」にするのが、成績の伸びない生徒に最もよくある行動パターンです。

当日、点が取れるようにするためにワークをやるんですから、「何も見なくても解ける」状態にならなければ、ワークをやる意味がそもそもない。

「一応、テスト勉強しました」

という親や先生向けのアリバイづくりはやめましょう。

出来るかぎり「人に説明できるようになるまで」「何も見ずにもう一度解けるようになるまで」ワークを解いた後に覚える時間をとらないとダメなんです。ここで、勉強できる人とできない人の間に取り返しのつかない差がつくことになります。

⑤ ①~④を、全科目・全単元で行う。 (ここまでを、遅くともテスト1週間前までにやること)

⑥ テスト1週間前になったら、忘れている部分が出てくるはずなので、もう一度「ノート」と「ワーク」を見直す。 この段階で、いちいち答えをノートに書くと時間が足りなくなるので、わかっている問題は書かなくてOK。 自信のない問題だけ集中的にやること。

人間は忘れる生き物なので、一度覚えたと思っても、繰り返しやらないとビックリするぐらいのスピートで忘れていきます。

よって、北大ファイブでは必ず

「ワークはテスト1週間前までに終わらせる」

ことをルールとして、生徒全員に課しています。

ちなみに、こんな感じの計画表をつくってもらっています。


ちなみに、時間単位、分単位で区切った細かいタイムスケジュールを組むことには何の意味もない、下手すると有害だと思っています。

それよりも「いつまでに、何を終わらせるか」というタスクベースの計画表をつくってもらうことに意味がある、という考え方です。


で、なぜ1週間前なのか。

残りのラストスパート、1週間で「覚える・見直す・定着させる」ための勉強時間をとるためです。

1週間前で「まだ手をつけていないワーク」がある段階でもう負けは決定しているんです。

直前の1週間、ワーク提出のためだけに答えを書き写す生徒と、1週間前の時点でひととおり理解も演習もやり終わって「あとは本番に備えて繰り返し覚え直す」だけの生徒が戦って、勝負になるわけがないですよね。

1週間前にひととおりの準備を終えた生徒は、その後の勉強がものすごくスピーディですよ。

なにせ、もう8割がたのことは理解済みなわけですから、あとは残りの「微妙な」「自信のない」「若干あやふやな」2割の理解と定着に全力を注げるわけです。


このようにして、当塾では定期テストの勉強を進めていくわけですが……

中3生はそろそろ定期テストだけではなく、「学テABC」の存在も気になるようになってきたでしょう。

また、中1~中2生も「8月道コン」がありますからね。

定期テストだけでなく、当日点・入試点のことも考えていかねばならないのですが……


ここで、さっき説明した「正しい」定期テスト勉強法をもう一度振り返ってみましょう。


「学校の授業を日々しっかりと理解して」

「ワークはやりっぱなしにせず、自分で何も見ずに解けるようになるまで繰り返し」

「人に説明できるようになるまで復習する」


もう、お気づきのことでしょう。

このような勉強をやっていれば、その時点で入試問題・道コンを解くための基礎力は十分身につくんですよ。

それを、普段は何もせず、一夜漬けの詰め込みでどうにかしようとするから、結局何も残らず、何も身につかない、無益な定期テスト勉強になって終わってしまうんですよね。


すべてはつながっているんです。

定期テスト勉強と、ふだんの日常学習と、入試対策と。

それらを必要以上に区別する発想を持たせようとするのは、それぞれ個別に対策講座立ち上げて生徒からカネを搾り取ろうとする業者にとっては有利かもしれませんが、わざわざ中学生や保護者のみなさまが商法に付き合ってあげる必要はありません。


……説教じみたアレで終わらせるのはアレ、と言いつつ、なんかさらに説教くささが増したような気もしますが。

まぁたまにはこんな回があってもいいでしょう。


次回はたのしい「修学旅行のおみやげ」の話を書こうかな、と思っています。


夏期講習、募集しています。中学生に限らず、小学生・高校生も受付中です。

https://www.fiveschools.com/blog/190524-2019summer


最近、FacebookとInstagramに力を入れようと思いました。

ブログは週1ですが、これらはほぼ毎日今のところ更新していますので、よかったらフォローしてください。

https://www.facebook.com/hokudaifive/

https://www.instagram.com/fiveschools/


Twitterも公式アカウント作りました。

https://twitter.com/five_schools

最新記事

すべて表示

入試出題範囲カットで何が起こるのか?

ご承知のとおり、先日2021年度の北海道公立高校入試に関して 「出題範囲カット」 の発表がありました。 ふだんはあまりこういうニュースに反応してブログを書いたりはしないのですが、今回ばかりは相当程度に影響の大きい変更ですし、今後の見通しについて不安を抱いている方も多いと予想されます。 あくまでも私見ではありますが、この変更によって何が生じると予想されるのか、そしてどのように対策を取っていくのがよい

合格実績についての基本姿勢

八反田先生による講座紹介シリーズもついに終わってしまい、ひさしぶりに自分でブログを書く日が来てしまいました。 本当はここでものすごくふざけた、無内容無意味な記事を書いて「やっぱり村上先生は一味違う」と思わせたいところなのですが、さすがにタイミング的にそうもいきません。本日は超まじめな記事となります。 昨日今日と「実績」欄の閲覧件数が妙に多くなっています。 やっぱり気になるものでしょうか。 今のとこ

教科別専門教室​FiveSchools

〒063-0811​​

北海道札幌市西区琴似1-2-6-8