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"ジュクサガス"presents 北大ファイブ代表・村上翔平ロング・インタビュー!
更新日:2019年5月23日
さて、本日は特別企画です。
塾ブログフェスでお会いした、新興塾探しポータルサイト
さんが、最近よくTwitter上でいろんな塾の経営者とか先生にインタビューをやっているんですね。
たとえば、前回も紹介した瀬谷先生なんかもインタビュー受けていたりします。
で、こないだジュクサガスさんが新規にインタビュイーを募集していたので、ちょっと企画に乗っかってみることにしました。おもしろそうじゃないですか。
実際のインタビューはTwitterで見ることができます。https://twitter.com/jyukusagasu/status/1125654389450874880
できるんですが、Twitterのレスを全部追いかけてインタビューを見るのは大変ですよね。
ですので、今週のブログはこのインタビューをまとめて一本の記事に仕立てさせていただければ、と思います。
ただ、Twitterとまったく同じインタビューをそのまんまそっくり転載してもアレじゃないですか。ですので、今回は
「新日本プロレス公式サイトにおける、初来日の外国人レスラーへのインタビュー」
を強く意識した若干のアレンジと加工をくわえて、さらに実際のインタビューでは答えていない情報も載せまくったうえでお送りしたいと思います。
新日本プロレス公式サイトを見たことがない人は、
「日本公演を前にした洋楽アーティストのインタビュー」でもいいですし、
「日本公開を前にしたアメリカ人主演俳優のインタビューの邦訳」でもいいです。
そのような何かをイメージして読んでもらえればわたしがやりたいことのニュアンスは伝わるかと思います。
(以下本編)
――今日はよろしくお願いします。まずは、塾の所在地を教えてください。
村上 ユーは、俺の塾の所在地を知らないのかい(苦笑)?
俺の塾は北海道札幌市、その中の琴似という街にあるよ。
――もちろん、存じ上げています(汗)。
ただ、このインタビューで初めてあなたを知るファンもいるでしょうから……
わかりやすく、琴似がどんな場所かを教えてもらえませんか?
村上 アンダスタン。そうだな……琴似は、札幌駅の少し西側にある繁華街の一つさ。
東京にたとえるなら、新宿の西側の繁華街、さしずめ吉祥寺のような街と言えるだろうね。
もちろん、吉祥寺と比べるとずっとずっと小さな街だけどね。でも、札幌の中では賑わっている街だよ。
琴似にはJR、地下鉄、バスターミナル、3つのステーションがあるんだ。
どのステーションからも、歩いて5分とかからず俺の塾に着くことができるよ。
――地下鉄の駅もバスターミナルも近くにあるなんて絶対通いやすいですね!
塾の名称も教えていただけますか。
村上 塾の名前は「北大ファイブ」。覚えやすいし、クールな名前だろ?
自分でもいい名前をつけたと思っているよ(ニヤリ)。
――名前の由来は何でしょうか。
村上 よく聞かれる質問だね。
まず、「北大」という名前の由来は皆から勘違いをされているんだ。
きっと、君たちは「北海道大学」の「北大」を意味すると思っているんだろ?
――違うんですか??
村上 イエス。もちろん、俺は「北海道大学」を卒業している。
だから、「北海道大学」という意味が全く無いわけではないんだけど……
正直、俺は大学に真面目に通う学生ではなかったし、北海道大学への愛校心というのは実はそれほど持っていないんだ。
大学祭に行ったこともないし、卒業式にも出なかったぐらいだからね。
――そうなんですね。では、大学生の間は何をされていたんですか?
村上 札幌の大手塾で、講師の仕事ばかりをしていたよ。
大学祭や卒業式に行かなかったというのも、その間ずっと塾で授業をしていたからなんだ。
――その大手塾の名前というのが、確か……
村上 そう、その塾の名前が「『北大』学力増進会」なんだ。
つまり、「北大学力増進会」の「北大」を自分の塾の名前に取り入れた、というわけさ。
もし俺のキャリアスタートが別の塾だったら、きっと「北大ファイブ」という塾名は生まれなかっただろうね。
これは、俺を講師として一人前に育ててくれた古巣への、俺なりのリスペクトの気持ちなんだ。
――なるほど。では、残りの「ファイブ」とはどのような意味なんですか?
村上 ユーは、俺が塾経営だけでなく、予備校でも授業を担当していることを知っているかな?
――もちろんです。
村上 それなら話が早い。
俺は予備校ではずっと現代文を担当してきた。最近、古文も担当することが増えたけどね。
現代文の授業では、毎年必ず5つのルールを生徒に伝えるんだ。
「テーマを把握すること」「主張を理解すること」「対比関係を読み取ること」「主張の繰り返しをつかむこと」「因果関係を理解すること」、この5つだ。北大ファイブの「ファイブ」は、この5つのルールを表現したものなんだ。
――なるほど。しかし、北大ファイブは現代文だけでなく、英数理社国5教科すべてを指導されていますよね?
その中で、現代文の基本ルールを塾名にしたのはなぜですか?
村上 グッド・クエスチョン。
確かに、この5つのルールは現代文の授業のために生み出されたものだ。
だけど、よく考えてみてほしいんだ。
物事のテーマを理解することや、因果関係を知ること、人が書いた文章から意図や考えを読み取ること……
これら5つのルールは、現代文に限ったものじゃない。どの科目にも応用される「思考」の基本だと俺は心から信じているんだ。
だから、どの教科を教えるときも、この5つの原則をふまえて物事を考えられるような生徒を育てたいと思っている。大事な原理原則を無視していい加減に勉強しても、望んだ成果は得られないからね。こういう気持ちを、「ファイブ」というネーミングに込めているんだよ。
ククク、こんなに深い意味があるとは思っていなかったんじゃないか?(笑)
――まさに「国語はすべての教科の基本」ですね。
村上 イエス! そのとおりさ。
……ただ、ひとつ困っていることがあってね。
塾の名前に「北大」と付けたのはいいんだけど、思ったよりも北海道以外からの生徒たちが集まってしまってね。
そうすると、少し「北大」という名前が邪魔になっているような気もするんだ。
ローカルなイメージが出てしまうし、北海道大学ではない大学をめざす生徒たちにとっては、あまりフレンドリーに感じないネーミングだろうからね。
でも、この北海道の琴似という街に根を下ろして仕事をしたい、という気持ちも俺は同じぐらい強く持っているからね。難しいところさ。
――北海道外の生徒さんが増えているとかすごいですね! よろしければ北海道外の生徒さんが増えている要因を教えてください。
村上 道外の生徒は、もちろん教室に来ることはできない。彼らは皆Webで配信された授業を通じて、俺の授業を受けているんだ。
Web配信で人気があるのは、やっぱり高校生向けの国語だね。
俺は何冊か参考書を出版しているからね。それで、俺を知っている保護者や生徒が北海道以外にもいるんだと思うよ。
最初、とある生徒から「動画で授業が受けられないか?」という問い合わせを受けたんだ。
興味深いオファーだったからすぐにオーケーして、公式サイトやTwitterでも動画受講のアナウンスをしてみたら……思ったより反響があってビックリしたよ。
そういえば、去年はコリアからWebで授業を受けたいと言ってきた受講生もいたぐらいさ。
――なるほど。全国的に知名度があるから、北海道外からも村上先生の授業を受けたい生徒がいるんですね!
村上 フフフ、そうだろうな。でも、知名度だけじゃない。内容でオーディエンスを常に満足させ続ける自信が俺にはあるよ。
だから、全国で北大ファイブの授業動画を使ってくれる塾も増えているんだ。
北大ファイブの「基礎Lesson」シリーズは、中学生でもわかるようなベーシックな内容からスタートして、受験に必要な知識をすべてインプットするからね。
学年も今のレベルも関係なく使えるし、きっと国語の指導にまで手がまわらない他の塾にとっても便利なはずさ。
なにせ、困ったときには俺にメールで直接質問もできるからね。
――動画授業はリアルタイムで受講できるのですか??
村上 ノー。それだと、受講する時間に制約が出てしまうだろ?
全ての授業を動画にして、それをヒミツの場所にアップロードしてあるのさ。
だから、時間と場所は選ばない。自分の好きなタイミングでエニィタイム・エニィウェア、受講することができる。
――それは生徒さんにとっては有難いですね! ちなみに塾内での指導形式は個別指導ですか?
村上 個別指導もやってはいるけど、多くはクラス授業だね。
同じクラスのメンバーが教室に集まって、生徒たちと一緒に授業を進めていくスタイルが俺には合っていると思っているよ。
他の生徒たちと競い合うことも大事だけど、生徒たちどうしがインスパイアしあって、インスピレーションを与えあえるところがクラス授業の最大の魅力だと俺は思っている。
そして、そういうステキなクラスが北大ファイブには揃っているんだ。自信を持ってそう言えるよ。
――小・中・高・浪・大学生・社会人と幅広く対応されているようですが、一番多いのはやっぱり高校生ですか?
村上 そうだな……いや、カウントしてみたら、中学生のほうが、若干高校生より多いね(笑)。
北大ファイブは去年の夏に開いたばかりなんだけど、最初は高校生のほうがずっと多かったんだ。でも、だんだんと小中学生が増えてきているよ。
――去年の夏に開塾ですか! 参考書も出されているので今の塾も長いんだろうなと勝手に想像していました。
村上 フフフ、そんなに意外かな?(笑)
最初に参考書を出す企画が決まったのは2013年。
東京で予備校講師をやっていて、全国を新幹線で駆けずり回っていた時期で、自分で塾を開くなんて一切考えてなかったよ。
そう考えると、人生は何が起こるかわからないものだね。
何が起こるかわからないから楽しいのかもしれないね。
――元々高校生が多くて、後から小中学生が増えてくる、というのは塾業界では珍しいような気がします。
村上 高校生の申し込みが多かったのは、俺にとっても意外なことだったよ。
もともと北海道で塾講師をやっていたから、「塾は中学生が通うもの。高校生になったらたいてい辞める」と思い込んでいたんだけど……うれしい誤算だったよ。
あとは、少しずつ地元で知名度が上がっていって、琴似の小中学生がもっと北大ファイブをフレンドリーに感じてくれるようになったらハッピーだね。
――小中学生も遠くから通塾されているのですか?
村上 近所から歩いて通ってくる生徒が半分、バスや電車、送り迎えをしてもらって通う生徒が半分というところかな。
――半分! 衝撃的すぎます。
保護者からしたら「電車に乗せてでも自分の子どもに通わせたい塾!」なんでしょうね。
村上 札幌は政令指定都市だから、いくつかの区に分かれている。
琴似は西区なんだけど、他の区から通ってくる生徒もいっぱいいるんだ。
それどころか……実際には、札幌市以外から通ってくる生徒も複数いる。俺も最初オファーを受けたときはビックリしたよ。
それだけの価値がある指導を本当に自分ができているのかどうか毎日悩んでいるし、すごくプレッシャーを感じているよ。
でも、講師として、そこまでして俺の授業を受けたいと思ってもらえるのは、本当にハッピーなことだよね。
――ちなみに、周りに他の塾もあると思うのですが、北大ファイブが選ばれる理由って何だと思いますか?
村上 そうだな……ウチを選んだ理由は生徒によって違うだろうけど、中学生の場合、やはり5科目全部を俺が責任を持って教えていることが大きいんじゃないか? 授業のクオリティには自信があるしね。
他の塾だと、英語の先生は好きだけど、数学の先生はキライ、ってことはよくあるだろ? それに、さっきも言ったけれど、北大ファイブには勉強にしっかりと向きあえて、しかもクラスメイトとインスパイアしあえるような意欲のある生徒ばかりが在籍しているんだ。だから、学習環境は最高だと思うよ。
――学習環境は本当に重要ですよね。授業が良くても、環境の悪い塾には通わせたくないと思うはずです。5科目指導のクオリティが高い=講師のレベルが高いということですから、さらに安心ですよね。
村上 そういえば、この間入塾した中3生が最初にウチの授業を受けてビックリしていたんだよ。「こんなに私語がなくて、全員が勉強に集中しているクラスは初めて見た」って言ってね。
その生徒はそれまで大手の塾に通っていたんだけど……俺からすれば当たり前のことだから、こんなことで驚かれることに驚いてしまうんだけどね(苦笑)。
だけど、現実にはルーズ・コントロールな状態になってしまう塾やクラスも多いみたいだよ。
だから、学校や塾で環境に不満がある生徒や、授業のクオリティに満足できない生徒は、一度は北大ファイブの授業を体験してほしいな。
きっと、気に入ってもらえるはずさ。
――ちなみに、高校生はどうでしょうか。北大ファイブを選ぶ高校生は、何を決め手に選ぶのでしょうか。
村上 札幌で、国語専門の大学受験指導塾なんて無いからね。国語を集中的に勉強したい生徒が、北大ファイブを選ぶのはごくナチュラルなことだと思うよ。
そういう意味で言うと、小中学生もウチが大学受験国語に力を入れていることは当然知っているからね。大学受験までずっと継続して指導が受けられることが、ウチを選ぶひとつの理由になっているのかもしれないね。そこまで視野に入れて選んでくれるなら、それはハッピーで光栄なことさ。
――「高校生に選ばれる塾」ということで、長いスパンで見ても安心感が絶対あると思います。
村上 それと……これは現実的な話になるけど、マネーの問題、ペイメントの問題もあるよね。
ウチはサイトにすべて料金をオープンに書いてあるから、ウチに何年通えばどのくらいのペイメントが発生するのかは簡単に計算ができる。
それだけじゃないぜ? ウチは、教材費も、暖房費も、維持費も全部フリーなんだ。
――教材費がゼロなのはすごいです! 料金がわかりやすいのは塾選びの大切な基準ですよね。
村上 でも、中には、サイトに価格を絶対に書かない塾もあるよね(苦笑)。
それに、毎月のように「ナントカ対策ゼミ」とか「ナントカ合宿」をやって、事あるごとにマネーを取ろうとする塾だって多い。
アンフェアなやり方だと思うけど、中3になってから塾を変えるのはやっぱり生徒にとっても保護者にとっても難しいことだよね。だから、その弱みにつけ込んでビジネスをする方法はきっとこれからも無くならないと思うんだ。
でも、俺はマネーは好きだけど、そういうアンフェアなやり方は好きじゃないんだ。自分のプライドのほうが大切さ。だまし討ちのようなやり方はいくら儲かると言われてもノー・サンキューだ。
――フェアなやり方で経営する塾がもっと増えたらいいですよね。 では次が最後の質問です。村上先生が考える【塾選びのポイント】を教えてください!
村上 ウチの塾はシンプルさ。俺のキャラクターや、授業が気に入らないなら入塾しなければいいだけだからね(笑)。
一般的に言うならば、塾を選ぶのは「講師」と「授業」で決めればいい。単純なことだ。
サイトやブログでキレイゴトを言うのは誰でもできる。抽象的で、具体性のないキレイゴトは特にそうだ。
でも、指導や授業の技術、メソッドはそう簡単には身につかない。何年もトレーニングを重ねて、苦しい思いもいっぱいしてようやく身につけられるものなんだ。
だから、表面的な美辞麗句だけを聞いて判断してはダメだ。自分が担当する講師がどのような授業・指導をするのか、どの程度のスキルがあるのか、直接自分の目と、自分の耳で確かめるしかないんだよ。
――講師によって塾は大きく変わりますからね。村上先生の仰る通り「どんな講師が」「どのような授業をするのか」を知ることが重要ですよね!
村上 実力のある講師というのは、担当教科について、あるいは受験勉強全体について「全体マップ」「世界観」を示せるものなんだ。目の前の単元を指導するだけで手一杯になっているような講師はノー・グッドだ。
だから、ただ授業見学、授業体験に行くだけじゃもったいないよ。
その塾、その講師が1年間、あるいは3年間を通じて何を生徒に身につけさせたいと思っているのか、受験を乗り切るにはどんな力が必要なのか、それをぜひ講師と一緒にトークしてみてほしいね。
もちろん、新人の講師もいるから、若い講師にそれを求めるのは酷かもしれない。
でも、少なくともその教室のボスやリーダーとなる人間は、そういう「全体像」を会話や授業を通じて生徒に示すことができないとダメだと思うよ。
――講師が「しっかりとビジョンを持って担当してくれるのか」
これが本当に重要ですよね! あとは村上先生のようにお一人で全教科を指導されている塾は先生の責任感も非常に強く、安心して任せることができますよね。
村上 たとえ北大ファイブに入らなかったとしてもいいんだ。
それでも、入塾前に自分たちの指導を隠そうとする塾、それと、担当者がコロコロ変わる塾は避けるべきだと思うよ。少なくとも、俺が保護者なら避けるよ。
大事なことなのでもう一度言っておくけど、勉強というのはしっかりとしたビジョンを持った指導者とともに進めていかないと、いい結果はまず得られないんだ。
……俺が、どんなビジョンを持っているかって?
それは、ウチのウェブサイトでもできる限り語っているつもりだし、当然授業でも面談でも、説明会でも体験授業でも、いつでも時間が許す限り語り続けている。
だから、一度はウチに話をしに来てほしいな。
直接授業を通じて生徒たちに伝えたいことがいっぱいあって、とてもじゃないけど一言では語りきれないんだよ(苦笑)。
(了)
いかがでしたでしょうか。
口調はともかく、内容的にはちゃんと真面目に答えていますので、真面目に受け取っていただいて大丈夫です。
シラフでは到底言えないような恥ずかしいコメントも、こういう「キャラ付けを与えた」「インタビュー形式を装った」形にすると思ったより言葉として出てくるものですね。
装った、というか実際にインタビュー受けてるんですけど。
「仕事上のキャラ」を自分に与える、というのは、ある種照れずに仕事を進めるひとつの方法なのかもしれません。今回のキャラでずっとやっていこうか。
そんな北大ファイブの夏期講習、今週中には詳細をサイトで公表できると思います。
無料体験や1日体験、特別受講料などいろいろ企画も決めていますので、注目していただけると幸いです。
それではまた毎週。