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受験直前に放つメッセージ

ふだん滅多にこういうメッセージ的なものを書くことはしませんし、そんなに授業中に語ったりもしないんですけど。


さすがに公立入試直前、一度ぐらいはわたしが「受験」というものに対してどのような意味を見出していて、生徒諸氏にどのように取り組んでもらいたいと思っているか、それを明記しておくことには意味があると思って、ちょっと書いてみたいと思います。


あと数日「入試まで何を勉強していけばいいか」という具体的な内容についてはもう全員戦略を持っているでしょうし、人それぞれ抱えている課題が違いすぎますので、一概に何かを言ってもあまり意味はないかな、と。

そういう具体的な話ではなく、もっと精神的な方向から話をしますので、少しだけお付き合いください。


最初に問題提起です。

皆さんは何のために受験をするのでしょうか。


当然、人によってさまざまですね。

明確に将来なりたい職業、将来なりたい自分を意識して、そのためのステップとして考えているひともいれば、とりあえずいい高校行ければいい大学に行きやすくなるし、そうすれば就職に有利になる、ぐらいの感じの人も多いでしょう。

もっと言うと「とりあえず皆が高校行ってるから行く」ぐらいの人もいっぱいいるでしょうし、別にそれ自体は何も悪いことではないです。


ただ、一見皆さんが受験をする動機はバラバラのように見えますが、よく考えてみると全員に共通しているポイントがあるはずです。


それは、「自分の人生をより幸せなものにする」という根源的で、最も大切な目的です。


もし、高校に、大学に行くことで自分の人生が不幸になると思っていればまず進学しないでしょうから、これはほぼ間違いなく全員にあてはまると言っていいでしょう。


そして今日はここから、さらに2つの点を導き出したい。


入試は緊張して当たり前、自信が持てなくて当たり前

つまり、入試というのは多かれ少なかれ皆さんの人生の方向性を左右するものだということです。少なくとも、そこでできる友人は変わってきますし。10代の人間にとって、学校の友人関係って重要性高いですからね。大人になるとそこまで意識しなくなりますけど、若者にとっては重要な問題だったりします。


となると、受験というものは緊張しないほうがおかしいんですよ。

人によってその度合いは違ったとしても。


で、一般的に「緊張」は勝負の場においてネガティブなものとしてとらえられることが多い。

ゆるみすぎる方がヤバい気もしますが、まぁ受験の場でゆるみすぎる人はあまりいないでしょうから、やはり緊張によるパフォーマンスの低下のほうがよく槍玉にあげられる。


しかし「本番はリラックスして!」と口で言うのは簡単ですが、リラックスしようとすればするほど緊張するのが人間です。

できないことをやろうとするとだいたいいい結果を招かない。


であれば、いっそのこと開き直って

「いやぁ~すげえ緊張してるけどまぁしょうがないよね」

という境地に達してしまいましょう。

緊張している中でいかに点を取れるようにするか、それが勝負です。

緊張している自分をメタ的に眺める「もう一人の自分」がいるようなイメージを作れるといい感じでしょう。


多くの受験生が真剣に勉強して受験に臨みます。

その中で高倍率(学校によりますけど)の試験を勝ち抜かなければならないのですから、100%の自信なんて持てないのが当たり前です。持っているとしたらおそらくそれは自信過剰であり、もう少し謙虚な心が必要かと思います。


それに、勝負の世界は勝つこともあれば負けることもある。

プロ野球の優勝チームだって3回に1回は負けてますし、強い横綱だって全勝優勝することは滅多にない。

だから「絶対受かるよ!」とわたしは言いません。嘘だから。

受かるかもしれないし、受からないかもしれない。当たり前じゃないですか。

結局、不安で緊張した心理状態で受験本番を迎えざるをえないのです。誰でも。

その中でどれだけ戦えるか、なんです。


そしてそのために必要なことは何でしょうか。

結局のところ、

「ちょっとやそっと緊張したくらいで大幅に点数落ちることはないでしょう!」

というだけの勉強量・練習量を積むしかないんですよね。

それぐらいの勉強量・練習量を積んできたのではないですか?

今まで250点取って来た人が、急に本番だけ200点になったりはしませんよ。


その自信を強化するという意味でも、やはり受験本番までやるべきことをしっかりやりましょう。

油断せずに最後まで、もう一歩上を目指して、やるべきことをやりましょう。

まだ伸びますよ。


もう一度言います。

緊張も不安も当たり前。

その中でも力が出せるような訓練を積みましょう。

そして緊張している自分を眺めている自分の姿をイメージしてみましょう。


幸せな人生はひとつではない

「第1志望に絶対に合格する!」

という強い気持ちは、受験を戦い抜くにおいて最大のエネルギー源です。

入試本番でも「1点でも多くとる!」「絶対に結果を出す!」という強い気持ちを持って戦ってきてほしいと思います。

戦う前から負けることを考えるバカがいるかよ、とアントニオ猪木も言ってるのです。

最後まであきらめずに、粘り強く解答を導き出す気持ちを持ち続けることは、入試を戦ううえで本当に大事なことです。その気持ちがあるかないかで、取れる点数も実際に変わってきます。ほんとに。


ただし、その強い気持ちが行き過ぎて

「ここで落ちたら人生もう終わりだ・・・」

というようなネガティブな方向に思考を進めてしまう人もいます。


なのでそういうタイプのひとにここではっきり言っておきますが、入試に落ちたごときで人生は終わらないんですよ。知ってましたか。知らなかったら今知ってください。


具体的な入試の話に戻せば、仮に第1志望の入試がうまくいかなかったとしても、第2志望に行けばいいじゃないですか。そうやって心の余裕を作っておくと、不思議と逆にあっさり第1志望受かったりするものです。


もう一度言いますが、受験は自分の人生をより幸せにするためのチャンスです。

しかし、そのチャンスは決して1回しかないわけではありません。何度も訪れるものですし、自分で作り出すものでもあります。

「幸せな人生」のルートはいくつもあって、そのうち「今の時点でいちばんよさげなもの」を皆さんは今選ぼうとしているわけです。

逆に言えば、「2番目によさげなもの」も「3番目によさげなもの」も確実に存在しているわけです。視野を広く持つことは人生において重要です。


つまり

「絶対に第1志望に受かる!」

という熱意と

「ダメなら次があるさ」

という気楽な気持ちを両方あわせ持つ心理状態を作っていきましょう、というのが今回最も皆さんに伝えたいことなのです。

「両方あわせ持つ」というのがポイントですよ。片方だけではよろしくない。


試験を受けている最中は「絶対受かる!」という気持ちで。

答案が回収されたら「次があるさ」思考で。

難しく見えるかもしれませんが、そのときの自分にとってベストなことは何か?を考えてさえいれば大丈夫です。


もう一度言います。

入試は「人生をより幸せなものにする戦いの第一歩」です。

楽しみながら、かつ結果にこだわって戦い抜いていきましょう。うまくいきますよ、きっと。

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