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2018年度 <2019.1> 道コン5回 中3国語

最終更新: 2019年2月23日

道コン第5回のレビュー、今回は中3国語です。


※ 標準・裁量問題に分かれている科目は、原則として裁量受験生の受験部分しか扱いません。

※ 特にコメントすることのない問題は何も書きません。コメントしていないからと言って、その問題が良くない問題だと言っているわけではありません。


このレビューの目的は、読者の皆さんにひとつの「復習の指針」を持ってもらうことです。

「どのように、何を復習したらよいかわからない」という生徒さんに向けて、「今回の道コンでは、ここをこのように復習すべきである」というビジョンを書いている、と思ってください。


道コン受験者は、問題を手元に置いて読み進めることをおすすめします。

正答率などのデータは道コンHPに記載があります。


大問2

正答率を見ればわかるとおり、非常に簡単だったと思います。

最も正答率が「低い」問題で84.6%ですからね。

問3(2)とか、これは試験として何の意味があるんだろうか?と疑問に思うところはあります。


ただ、問2は内容としては面白い問題だったと思います。

漢字それぞれに意味があることを意識するのは、読解上でもすごく大切なことですからね。


大問3

問1はド定番の意味識別問題。

「れる」「られる」はどうせ高校行ったらすぐに古文で必要となる知識なので、今のうちに「受身・尊敬・可能・自発」の違いぐらいは説明できるようになってください。

特に「自発」ですよ。

「自発」は「自分から積極的に進んで行う」ことじゃないですからね。


このへんの意味をくわしく理解したい人は拙著「やさしい中学国語」をどうぞお買い求めください(唐突な広告)。


問2(2)

①に「自分よりも杉田のほうが技量が上だ」のような答えを書いた人が多いのではないでしょうか。


何の技量だよ。


その答案だと、もしかするとバイオリンがうまいのかもしれないじゃないですか。

自分の答案を読み返して、「意味が不足しているところがないか」をチェックする習慣は大事ですよ。

自分の答案を客観視する目を鍛えないと、今は適当に点数が取れても北大とかの二次試験は通用しなくなりますからね。


問4

いつもいつも言っていますが、

「答えのポイントは1つとは限らない」

(というか、長い記述問題で答えのポイントが1つということはまず無い)

ことを再認識してください。この程度の記述でポイントを見逃しているようだと先が思いやられます。


問5

模範解答のポイントは

A「年老いた旧友の歌を歌ったこと」

B「杉田と運命的な出会いを感じたこと」

の2点です。

ただし、19行目に

「知り合ったばかりなのに、たちまち数十年を親友として過ごした老人」になることを想像した

場面があって、そっちの内容を答えにした人が多かったのでは。


内容としてはポイントAと合致するので問題ないんですけど、そうするとポイントBを書く字数がなくなってしまうんですよね。

そこでポイントBを抜かしてしまって減点になるというパターン。


模範解答の内容よりも、ハッキリ言って

「知り合ったばかりなのに、たちまち数十年を親友として過ごした老人」になることを想像した

という記述のほうが場面を的確に説明できているし、本来はこっちが模範解答になってしかるべき問題だと思うんですよ。

ちょっと「20字程度」という字数設定に無理がある問題だったように思います。


大問4

文章内容がかなり「カタイ」内容だったので、わりと難しいのかな?と思ったのですが……


そのわりに正答率は結構高めでしたね。

記述問題の採点基準がかなり甘めというか、


「とりあえず近くの内容を使って書いておけば、だいたい点になってしまう」


という感じになっていて、


「内容はよくわかってないけど、適当に書いたらマルになっていた」


という生徒が続出したのだろうと思います。


大学入試のように100字ぐらいかけて内容をキチッと具体的に説明させる問題や、あるいは自分で具体例を考えさせるような問題ならいいんですけど……


北海道の公立高校入試のフォーマットに合わせた出題だと、要するに「文章中のパーツをツギハギしたもの」が正解になってしまうじゃないですか。

そうすると、いくら難易度の高い文章を出題しても、その理解をきちんと問うことはなかなか難しいんだなぁと再認識しました。

今回の文章だと、下手に記述問題にするよりは練った選択問題にしたほうが理解度を問える試験になったんじゃないですかね。


昨今の教育改革ではやたらと「記述」が美化されていて、記述問題は善であり選択問題は悪であるみたいな風潮あるじゃないですか。

なんでもかんでも記述にすればいいってもんじゃないんだよ、と言いたいところですね。


大問5

特にコメントすることはありませんが、古文は意外と

「ケアレスミス頻発地帯」

です。

問題文の条件(書き抜きなのか、説明なのか?)

歴史的仮名遣いはちゃんと一字一句対応しているか?

など、見落としのないように確認する習慣をつけてほしいところ。


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