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勉強に関する3つの方向性

今年ももう終わりですか。

すごいですね、2019年とか。

まさに近未来。


それにしても、わたし個人にとっては2018年はなかなか激動の一年でした。

2冊も本を出し、かつ塾まで開いてしまった。


まぁ、いずれもずっと前から計画してきたことが実行に移されただけなので、そこまで特別な感慨はないんですけど、よく考えてみるとすげえ一年だったなと。

人生のターニングポイント的には、サラリーマンを辞めた2011年に匹敵する大変化と言ってもいいでしょう。

会社辞めたときも「これはもしかしたら死ぬかもしれないな」と思ったんですけど意外と死んでませんし、この先の人生も思ったよりどうにかなってくれることを期待しております。


で、今回のブログですが、今冬期講習まっぱだかでして、「2018年を振りかぶって」みたいなことをやっている時間も気力もわたしには残存しておりません。

夏期講習のときよりは遙かに余裕がありますが、それでもきびしいものはきびしい。

よって、いつもどおり、ふと思いついたネタを淡々と語るいつもどおりのブログです。


全体像が見えないときってありますよね。

勉強でも仕事でも。


会社に入って、何らかの仕事を担当させられたときも、最初って

「自分の仕事に何の意味があるのか」

それ自体がよくわからないじゃないですか。わたしもそうでした。


やっぱり人間は全体像が把握できていないと不安ですし、やる気も起こりにくい。

しかし、現実的に業務の範囲や量は膨大で、そんなにすぐに全体像がつかめるほど甘いものではない。


これって、勉強でもまったく同じだと思うんです。


中1生ならまぁいいでしょう。

目の前のことにさえ全力で取り組んでいけば、中3になれば自動的に全体の勉強が終わるわけですから、そもそも全体像をつかもうとすること自体にこだわりを持つ必要性じたいが低い。


しかし、中3から勉強をはじめた、過去にロクに勉強してない人だと話がちがってきます。つまり

「終わりが見えなさすぎて、何から手をつけていいかわからない」

という状態におちいってしまう。ほぼ全員こうなるでしょう。


このような状態から勉強をはじめるときに、人がとる行動は大きく3パターンに分かれます


パターン1 あきらめる

こんなものは自分にはできそうもない、と思って、最初からやらないという選択肢です。

この場合は、受験や仕事においては「試合終了」となりますので、別の道で今後の人生をがんばってやっていってほしいと思います。


パターン2 全体像をつかむまで計画を立てる

全体像がわかるまでは何もしない、というパターン。

わたしは、実はどっちかと言うとこっちのタイプです。


サラリーマン時代の仕事でも、結局「この仕事に何の意味があるのか」を理解できるまでロクに動きません(動けません)でしたし、勉強と状況整理にとにかく時間と労力をかける。


当時、わたしは北海道のLPガスの価格全体を管理していましたが、LPガス販売に関するコストをタンクローリー1台1台のレベルまで全部調べましたから。

調べるためだけに半年ぐらいかかりました。

その間、特に仕事は進んでいません。

でも、そうしないと不安で先に進めなかったんです。


もちろん、これはこれでメリットはあります。

全体像がわかれば一気にマクることができますし、そのモードに到達できれば強いです。

実際そのようなわたしの業務姿勢は結構上司や周囲には評価されてたと思いますし、LPガス担当としてはそれなりにうまくやれていたと自分でも思っています。


しかし、受験も仕事もそうですけど、世の中には「タイムリミット」というものがあるわけで……先ほど述べたようなスローペースな仕事のやり方が許されたのも、当時わたしが2年目の若手も若手だったということも大いにあって。ベテランの分際でそんなチンタラしたペースでやっていたら、確実に出世の芽が絶たれることでしょう。


そこで、パターン3です。


パターン3 やれることからやっていく

全体像がどうとか気にせずに、とにかく目の前にある課題を全力でやる、という方向性です。まずは動く、という発想。


そうすると、とりあえず物事は前には進んでいきますので、何もやらずに手をこまねいていることにはならない。

一応物事が進んでいくし、それに目の前にやるべきことが明確に存在するので、それをやっていれば余計な不安を感じずに済む。


受験勉強でも仕事でも、タイムリミットがあるものにチャレンジするのであれば、このような「とにかくやれることをやる」という姿勢も絶対に必要になってくるわけです。


学校の先生もよく言いますよね。

「勉強の質よりも、まずは量を確保しろ」と。

一理あるんですよ。

ウダウダ「勉強方針」ばっかり考えていても1点も点数は上がらないので、いいからつべこべ言わずに手を動かせ、と。とてもよくわかります。


ただですね……


すべてはバランスとタイミング

そうは言っても、何の計画も立てずに目先の勉強ばかりやって、結局やり残しが大量に出てしまったらどうしようもないわけです。


それに、やっても意味ないような低レベルの勉強をいくらやっても合格点には届かない。


以前の記事でも言いましたが、「すでにできる」ことをいくら繰り返しても成長はしない。「今自分ができないこと」を把握して、そこに集中して時間と労力を費やすからこそ点数は上がるのです。

ということは、やはり勉強の「全体像」を確認して、その中で自分に今何が足りないのかを知って、計画を立てて勉強することは不可欠になってくる。


スピードが大事、タイムリミットがあるとはいっても、何も考えずに目先のことばかり追いかけていると、結局「ちゃんと計画を練ってやっている人」にマクられる結果になってしまう。受験近くになってどんどん偏差値が下がってくる人というのは、このパターンにハマってしまっているのではないでしょうか。


もう言いたいことはおわかりでしょう。


・「全体像」をつかんで、計画を立てること

・「とにかくやってみる」こと


これらは、どちらか片方をチョイスするようなものではなく、バランスをとりながら同時進行で進めていくものだ、ということです。


勉強をはじめるときは、まず全体像を俯瞰してみて、これからどんなことをやっていけばいいのかイメージをつかもうと試みる。


全体像がよくわからないなら、とにかく一度手を動かして、やれることから手をつけてみる。


そして、ある程度時期がたったら、もう一度全体像を見る。

この繰り返しなんです。


そうやって勉強を進めていくと、

「あれ? あと残りこんなもんなの?」

という事態がいつかやって来るわけです。そうなった時点でこっちの勝ちです。


むしろこっちが本題かもしれない

と、このように偉そうに述べていますが、まさに今言ったような流れでわたしの参考書は作成されてきましたし、もっと言うと今現在このようにして当塾も運営されているんですね。


当塾は基本全部オリジナル・テキストですけど、中学3年分のテキストを自前でそろえるって本当死ぬほど大変なんですよ。

もう、作っても作ってもまったく終わりが見えない暗黒のトンネルのような日々がここ数年ずっと続いていたんですけど……


ようやくですね。

「あ、これはあと一ヵ月ぐらいで全部完成するな」

という状態を迎えたわけですよ。

まだできてないですけどね。ほぼできたも同然というレベルにきました。

いやぁ、長かった。


しかし、本当の勝負はここからですからね。

ひととおり出来上がった今のテキストを土台にして、よりクオリティの高いものへと練り上げていかねばならないわけですから。今後ずっと。

そういう意味では、授業づくりもテキストづくりも終わりというものはない。


いやぁ、とは言っても、全部テキストそろってる状態は相当気が楽でしょうからね。

早いところ全部終わらせたい。心から。

たぶん参考書書き上げたときよりうれしいんじゃないかと思います。

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