
FiveSchools
越境受験の話
海外からの受験
ひとさまのブログ記事をネタに使うのもアレなのですが……
「学びや むげん」鷹取先生がこの記事で書いておられる内容。
先日、鷹取先生と某案件ですすきので呑んでまして、カラスミ蕎麦を食べながらこの話を一足先に聞かせてもらったのです。
カラスミ蕎麦うまいですよ。
基本的に冷たいそばを食べるときはとろろと決めているんですけど、この店は例外です。
カラスミって東京ではじめて食べたんですけど、北海道だとほとんどなじみがないですよね。魚卵でできた旨味の塊だと思っていただければOKです。
見上げて魚卵夜の星を。
本題に戻ります。要するに、
「海外から北海道の公立高校を受験すると、海外にいた期間は内申点が『ゼロ』になるらしい」
という話なのですが。
内申点ゼロって。いや、ゼロじゃなければいいって問題じゃないですけど、それにしても。
これ本当なんですかね。ちょっと信じがたいというか、、、
これが事実だとしても、当日点枠で公立に入る生徒もいるのでしょうけど……
まぁよほど飛びぬけて自信がない限りは、現実的には「それなら最初から私立へ」となりますよね。
「アメリカ支社に数年間家族で行っていて、このたび北海道支社へ異動になりました」
とか普通にありうる事例なのに、まったく想定されていないのか、想定してはいても救う気がないのか……
「お役所仕事」という揶揄がありますが、これが事実だとすると、こんなにもお役所仕事らしいお役所仕事も珍しいのではないかというぐらいのお役所仕事ではなかろうか。
もうすぐ2019年になるんだぞ。
北海道外への受験
で、それと関連するようなしないような話ですけど、当塾には他都道府県の受験をする生徒が在籍していまして。
この場合も
「で、内申点はどうなるのか?」
が非常に重要になってくるわけです。
その生徒はほぼオール5なので、そのまま内申点使ってもらえるならかなり楽になりますし、そうでないならそうでないなりに方策を考えねばならない。
しかし、この情報がネットをさぐっても全然出てこない。
一生懸命Googleをたどり、教育委員会とか県庁とかいろいろ見てみましたが、皆無。
しょうがないので、そのエリアの模試会社に電話したり、その都道府県庁の「高等教育課」みたいなところにも電話して、ようやく
「北海道で計算した内申点をそのまんま使います」
という回答が得られたのですが……
このへんも、情報公開がぜんぜんなされていないんだなぁ、と。
特に大都市であれば、他都道府県からの転入なんて毎年相当数いるに決まってるじゃないですか。だったら各都道府県ごとの対応を一覧にして載せておいてくれてもよさそうなものだと思うんですけど、無い。
あと、今回その生徒が受験する都道府県が、北海道とたまたま通知表の評価方法が一致していたんですよね。偶然。
どっちも5段階評定で、どっちも絶対評価。
役所に電話したときも
「北海道も5段階評定で、絶対評価なのでそのまま北海道のスコアを利用して内申点を出します」
と言われたんですよ。
ということは、相対評価の県とか、10段階評定の県の生徒が入ってくる場合、何らかのルールで換算が行われるという話ですわね。
たとえば同じ「5」であっても、都道府県によって価値が全然違ってくるわけです。
それを同じ5であると処理してしまっては、明らかに不公平・不平等が発生するに決まってます。よって、何らかの換算が行われることじたいは自然かつ当然だと思うんですね。
しかし……この情報公開のなされていなさを見ると
「その換算ルールって、まさかブラックボックスなんですか?」
と思ってしまうわけです。
ブラックボックス以前に、そもそもちゃんとルール決まってるのんか、と。
仮に決まっていたとしても、いちいち問い合わせしないと教えてくれないっていくらなんでも不親切ですし、役所は役所で質問対応が相当面倒だと思うんですが。
本当は、役所の担当者にそのへんも質問したかったんですけど、すげぇ急いでいたのでそこは聞かずじまいになってしまいました。残念なことであります。
「やさしい中学国語」発売になりました。
わたしの中学国語指導を、ほぼ中学3年間全単元にわたって完全収録しています。
見た目はかなりボリューミーですけど、単元ごとに読んでいけばそんなに大変じゃないと思いますよ。
くわしい内容は前の記事へ。
もしかすると、追加で「やさしい中学国語」に関連した何らかのリリースをするかもしれません。続報をお待ち願います。