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2018道コン第4回(理科)

最終更新: 2018年12月8日

道コン第4回のレビュー、最終回の理科です。

※ 標準・裁量問題に分かれている科目は、原則として裁量受験生の受験部分しか扱いません。

※ 特にコメントすることのない問題は何も書きません。コメントしていないからと言って、その問題が良くない問題だと言っているわけではありません。


このレビューの目的は、読者の皆さんにひとつの「復習の指針」を持ってもらうことです。「どのように、何を復習したらよいかわからない」という生徒さんに向けて、「今回の道コンでは、ここをこのように復習すべきである」というビジョンを書いている、と思ってください。


道コン受験者は、問題を手元に置いて読み進めることをおすすめします。

正答率などのデータは道コンHPに記載があります。


概観

平均点的には数学の次に難しい、ということではありますが、まぁ実感としては

「こんなもんなのかな」

という妥当な内容であったと思っています。


大問1

問1・問2 

上位高志望者で、何かひとつでも間違ったなら相当危機感持ってくださいね。

やばいですよ、このままだとアッサリ落ちますよ、あなた。


問3

まず大きな分類として

純物質ー混合物

があるんです。で、その「純物質」をさらに2種類に分けると

単体ー化合物

に分かれるんですからね。つまり、物質は


① 純物質ー単体

② 純物質-化合物

③ 混合物


の3パターンに分かれるということ。


(訂正)当初の記事で「純物質」と「単体」を逆に書いていました。

お詫びして訂正します。

今書いてある↑が正しいバージョンです。


二酸化炭素は②、水素は①、酸化銅は②、食塩水は③、水は②です。

よって、水素と食塩水は答えにならない。


あとは分子を作るかどうかです。

分子を作るかどうかの、中学校レベルでの簡単な見分け方は

「金属原子を含むかどうか」

ですからね。(硫黄とか炭素のような例外はともかく)

含むと分子にならないし、含まないと分子になる。

酸化銅は「銅」があるから、つまり分子にはならないんですよ。

二酸化炭素はCとO、水はHとOだから、どっちも金属じゃないというわけ。

よって答えはアとオ。


問4

ちょっと質問のしかたが面白い問題ではありますけど、各気団の基本さえ分かっていれば大したことはないですね。


問5

レンズは、つべこべ言わずに

「作図を基本」

として覚えなければダメ。

作図ができない、という人間は

自分は何ひとつレンズを理解していないザコなのだ

という自覚を持って、いますぐ作図方法を勉強すること。


焦点より近いと~

焦点距離の2倍だと~


とか、暗記でやろうとするからこんなしょぼい問題で間違うんですよ。

作図ができれば何でもできる。


問6

特徴1の段階で「A=鳥」「D=哺乳」というのはわかりますね。

特徴2を見ると「E=爬虫類」というのもわかりますね。

この2つすら分からない人は、基本が全然できてないのでイチからやり直すこと


そうすると、BとCは魚類か両生類なんだから、その違いがわかるものを選べばいいわけです。


あと

「魚→両生→爬虫→鳥・哺乳」と進むにつれて


「水から離れていく」


イメージは持てていますか?

こういうイメージを持って勉強すると「丸暗記度」が減りますからね。大事ですよ。


大問2

問1はさすがに間違えないですよね。

問2の①も、問3もいいですよね。

問2の②で


「塩素は水に溶けるけど、水素は解けない」


という中1の知識が求められているのに気付いたかどうか、です。

化学なんて、当然のように中1~中3すべての知識がミックスされてきますからね。


問4は、塩化銅の反応式を知らなくても解けるように出題してくれたわけですから、ハッキリ言ってサービス問題ですよね。

上位高を受ける生徒なら、塩化銅の化学式ぐらいは覚えてください。

覚えられないという人は覚え方を教えますから入塾してください。


大問3

問1

ちゃんと「茎から出ていく分」を計算に入れたかどうか、ですね。

A 葉の裏&茎から出ていくぶん 3.5

C 茎から出ていくぶん 0.2

→裏から出ていくぶん 3.3


B 葉の表&茎から出ていくぶん 1.1

C 茎から出ていくぶん 0.2

→表から出ていくぶん 0.9


合計で、

3.3+0.9+0.2=4.4

と計算できればOKです。

間違った人は、要するに0.2を抜かしたのでしょう、きっと。


大問4

磁界は苦手な人多いですよねぇ。

しかも、今回は電磁誘導なわけで、磁界の範囲をすみずみまで勉強していないとなかなか点数が取れない。

ほとんどの人は

「誘導電流」

という語句だけ答えられて、あとは手も足も出ないというところでしょう。


そんな中、うちの塾生は完答した人間が出ましたからね。

あんたはエライ。


完答できなくても、それなりに「戦えた」生徒ばかりなので、ウチの生徒たちは思ったより頼もしいものだなぁと思いましたよ。


これ細かく説明しだすとすごい長さになるので、学習アドバイスだけにしますが……


「とにかく、右ねじの法則を理解しろ、それがすべての始まりだ」

「磁力は、Nから出て行って、Sに近づいていく」

「電磁誘導のときは、その磁力を打ち消す磁力が生まれる」

「Nを近づけるのと、Sを遠ざけるのは同じこと」

「Sを近づけるのと、Nを遠ざけるのは同じこと」


こんなところでしょうか。

以上のコメントが理解できるようになれば、今回の問題は解けると思います。



問2(2)の③の記述については、鷹取先生もおっしゃってましたが……

とにかく道コンの模範解答の「幅の狭さ」がダメだと思うんですよね。

この問題に限ったことではないですけど。

問題というより、採点基準の想定の甘さがダメ。


本当に、生徒がこんな答案を作ってくると思ったんですか?

中学生の立場になってこの模範解答例と採点基準を作ったんですか?


と、模範解答、そして答案例を作った人には問いたいところです。


この指定語句で、どうにか日本語として自然な形で答えるとするなら……


「磁界の中で、電流によって生み出される力が弱くなるから」


って書きますかね。わたしなら。

というか、実際に自分ではこのように書きました。


大問5

問1(2)の段階で、さっさとグラフを書いておくべきでしたね。

そうすると、問2(3)を解く道のりが見えたかもしれない。


まず、緊急地震速報が出されたのは


「9秒後」


なのは誰でもわかりますよね。

ということは、グラフにある

「緊急地震速報が発表されてから主要動が開始するまでの時間」

が「0秒」なのは、つまり


「主要動が、地震発生から9秒後にはじまる場所」


なのが分かりますよね。


では、ここで問題です。「主要動が、地震発生から9秒後にはじまる場所」の、

初期微動継続時間は何秒でしょうか?


これが分かるかどうかが、この問題を解けるかどうかの最大のヤマ場でしょう。

グラフ書きましょうね。

そして、それが「4.5秒」であることが分かったら、あとは具体的に数字をシミュレートして、いくつか考えればわかるはずですよ。


たとえば、初期微動継続時間が「20秒」の場所だと、主要動は地震スタートから何秒後に来るのでしょうか?

「40秒後」ですよね。

地震速報は「9秒後」に来たんですよね。

……もう答えは1つに絞れるはずです。


「訳がわからなくなったら、わかりやすい具体的な数値を1つ使って、実際にシミュレーションしてみる」

これって、いろんな場面で使えますからね。


選択問題は、特にこれと言ってコメントすることがないかなぁ……


以上!

これで、道コン第4回のレビューはすべておわりです。

次回は第5回、また1月にやっていきたいと思います。


もしかしたら、その前に「去年の北海道入試」のレビューなんかも今更ながらやってみる可能性もなきにしもアラブです。


それでは、また日曜日にお会いしましょう。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

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