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2018道コン第4回(社会)

道コン第4回のレビュー、今日は社会です。


※ 標準・裁量問題に分かれている科目は、原則として裁量受験生の受験部分しか扱いません。

※ 特にコメントすることのない問題は何も書きません。コメントしていないからと言って、その問題が良くない問題だと言っているわけではありません。


このレビューの目的は、読者の皆さんにひとつの「復習の指針」を持ってもらうことです。

「どのように、何を復習したらよいかわからない」という生徒さんに向けて、「今回の道コンでは、ここをこのように復習すべきである」というビジョンを書いている、と思ってください。


道コン受験者は、問題を手元に置いて読み進めることをおすすめします。

正答率などのデータは道コンHPに記載があります。


概観

全体として、いろんな先生が「非常に簡単だった」「簡単すぎる」とコメントされています。

基本的にはわたしも同意なのですが……


とはいえ、こんなんでも裁量層で平均点43.2。(英語で約37、国語で約39)

100点満点換算では72点。


まぁ簡単といえば簡単ですけど、そんなに英語国語と大差があるわけでもないんですよね。


しかも標準層だと平均点25.7で、英語で約29ですからなんと逆転してしまうという。

それどころか、5科目の中で4位(理科が最下位)

標準問題を受ける層にとっては、全然簡単じゃないんですよ。


裁量を受ける生徒、とりわけその中でもトップ高を受ける人々にとってはザコい問題だったと言えるでしょうし、もうちょっと差のつく問題にしないとやる意味ないんでないの、とは思います。

しかしその一方で、万人が受ける公立高校入試であることを考えると、まぁこんなもんなんじゃないの?という気もするんですよね。


どちらかというと、理社にも裁量問題を導入したほうがいいのでは?という発想になりますね。わたしは。


大問1

前の記事でも言いましたけど、こういうのを「間違えた問題だけ復習する」のは、復習の仕方としてはレベル低いですよ。


たとえば問1②、カカオの問題を間違えたとしたら、「カカオはガーナとコートジボワール」とだけ覚えるんですか?

ガーナとコートジボワールの違いもチェックしましたか?

関連して、モノカルチャーの記述問題が出たら説明できますか?

他にモノカルチャーの具体例を挙げられますか?

というか、アフリカ全般の基礎知識を一緒に覚えようとは思わないんですか?


問2②も、穴うめだからできただけじゃないんですか?

天平文化と「書け」と言われてたら書けましたか?

聖武天皇が問われていたら?

東大寺・正倉院・校倉造は?


こういう勉強をしないと、いくら時間があっても成績なんて伸びません。


問3① 自由権は結構まぎらわしいものが多いので、特に経済活動の自由と、思想の自由に何が該当するのかは区別つけないとダメですよ。


問4① 瀬戸大橋というよりは、地図を見て都道府県言えますか?という問題でしょうか。

全都道府県と、全県庁所在地ぐらいは覚えましょう。


問4③ いい問題ですね。

要するに、九州のことを九州だけで勉強するな、ということです。

多くの人が「鹿児島→黒豚→イ」と短絡的に答えを出したんでしょう。

「宮崎→ブロイラー→エ」と思った人はわりとよく勉強していると思うんですけど、惜しい。


北海道が1位なんですから、北海道と関連付けて考えないと。

いつ、北海道が豚が1位だと習ったんですか?ということです。


問5② われわれ指導者はこういう問題を楽勝だと思ってしまいますけど、御成敗式目との区別がついていない生徒がいかに多いことか、ということです。

江戸のことを江戸だけで勉強するな、ということです。

江戸で習ったことは、その都度前の時代と関連づけて覚え直さないと。

「座」と「株仲間」とかもそうですよ。


問6 並べ替えは苦手な生徒多いですけど、さすがにこれは楽すぎましたね。特に①は。

これを間違えたひとは、自分は勉強が追い付いていない、基礎がまったくできていない、という自覚を持ってください。

問7もそうです。


大問2

問1 これは当塾の教え方のせいもあるんですけど……

X・Yを逆にして答えて両方バツになったという悲しい事態が発生してしまってですね。

というのも、当塾では北方領土を


「下から、ハシで食え」


と教えるんですよ。

(意味が分からない人は、地図を見ながら考えてください)


だから、択捉島からではなく、歯舞群島から順番に覚えることになるんです。

その勢いで、そのまま「国後→択捉」と答えてしまった、と……。

教えるときに一言注意しておけばよかったな、と反省するのが半分。

問題文よく読めや!と言いたくなるのが半分。うーむ。


問3 石見銀山、島根県、松江市って3分の1しか正答できないんですね。へぇー……。

当塾生にとっては、こんな問題はド基本です。

石見銀山なんて歴史でも地理でもどっちでも出てくるので、覚えてて当然なんですよ正直。


問4 グラフ・各エリアの特徴問題は、「目立つものから潰していく」が大原則。

一気に答えを出そうとするからパニックになる。

ひとつひとつ、確実なものから潰していくんです。


わたしが自分で解いた順番はこんな感じです。

オ → 面積でかい・米多い → 秋田

ア → 輸送用機器≒自動車 → 愛知

ウ → 人口まぁまぁ多い・化学強い → 千葉

この3つがすごくわかりやすいですよね。こうやって、まず確実なものをつぶしてしまう。で、

イ → キャベツ多い → 群馬かな? → 輸送用機器もまぁまぁ多い → 北関東工業地域でOK

エ → 化学多いけど、ウほどではない → 水島コンビナート → 岡山


こんな感じ。

別に解き方はこの流れでなくてもいいですけど、まぁこんな感じで考えていくんですよ、ということで。


問6 模範解答の採点基準があやふやなのがちょっとどうかと思いましたね。

これ、「一定程度以上に温暖な都道府県」のような言い方で、15.0℃以上/未満という数値を書かなかった場合はどう処理すべきなのだろう。

別に15.0℃という数字じたいに意味があるわけではなく、りんごとみかんの差異をつかむことが本質だと思いますし、まったく問題ないとわたしは思うのですが。


大問3

問2・問3 これはちゃんと流れを追っていないと解けないので、結構いい問題だと思います。

近代史こそ、単発の一問一答ではなく「ストーリー」「流れ」で勉強するようにしないと

近代史に限った話ではないですけど。

歴史を「因果関係」を無視して丸暗記だけしても、必ず限界がやってきますよ。

あとは単に「覚えているかどうか」というだけの単純な問題なので、特にコメントすることは……。


大問4

ごく基本的な問題ばかりで、単なる定期テストですね。

勉強したか、してないか、ただそれだけでしょう。

ということで、特にありません。


以上!

次回は数学です。


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