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ホワイトボードの書くやつ

先に申し上げておきますと、今回はあまり明確な結論が出ないまま検証記事が終わります。


イレーザーはもう圧倒的なPILOT製品の勝利、って感じだったんですけど、マーカーはなぁ。

うーん。

まだ「コレだ、コレしかない」という製品には出会えていない、というのが結論です。


「PILOTボードマスター」

の評判がよかったので、開塾からずっとコレを使ってはいたんですね。

というか、今もまだ使ってます。

確かに書き味は良いですし、消してもなかなか消えやすい。

評判が高いのもうなずけます。


そして何よりのウリが「カートリッジ交換式」ということでしょう。

インクが切れたら終わり、ではなく、インクカートリッジを交換することで、同じペンをずっと使い続けることができて、経済的にも助かる。

こういう塩梅です。


しかしですね……

なぜ、わたしがボードマスターをやめて他のホワイトボードマーカーを検討しようと思ったか。

それは、この「カートリッジ交換式」がわたしにとって不都合である点がいろいろと見えてきたからです。


徐々にインクが薄まっていくのではなく、インクが切れた時点で一気に書けなくなる。


これ、PILOT社はむしろメリットとして売り出しています。

たしかに最後まで書き味が衰えないのはいいんです。

そこまで一度にマーカーを使わない、会社の会議室とかそういう場面だったらいいと思うんですよ。


しかし、われわれ授業者にとっては決して良い面ばかりではない。


だって、授業中に気分よくホワイトボードに書きまくってたら、突然カートリッジ交換タイミングが訪れるんですよ。

これは結構不快指数が高い。

徐々にインクが薄くなってくるんだったら、まだ「覚悟」ができるじゃないですか。

そろそろ限界だぞ、と。


あー、まぁ結構薄くなってたからなぁ。そろそろ交換だなぁ、と。

ところがボードマスターの場合は


「大丈夫っすよ、大将!まだまだ書けますからご心配なく!」


って言っておいて、唐突に


「さっき『まだまだ書けます』と言ったな? ハハッ、あれは嘘だ」


って言ってくるわけですよ。

ムカつくでしょうどう考えても。


そして、このボードマスターというマーカーは


わりとカートリッジ交換が手間


なんですよ。

まずカートリッジが1つ1つ袋詰めされていて、いちいち袋を破らないとならないのが面倒。

そして、マーカーのカートリッジを詰める部分がスクリューキャップになっていて、いちいち回すのがこれまた面倒。

普段ならともかく、授業中にこの作業をいちいちやらねばならないのはそれなりのストレスです。


ましてや当塾は毎回授業を動画撮影してますからね。

動画に「インクカートリッジを交換している講師の姿」が映るのも決してうつくしいものではない。

ただですね、前者の問題点は、


あらかじめカートリッジの袋をやぶいておいて、最初からむき出し状態で並べておく

という解決策でどうにか問題を回避できました。

まぁそれはそれで面倒ですけど、その程度の面倒さなら別に文句言うようなことではありません。

しかし、後者の問題はいまだ解決されず。


他のマーカーを検討する最大の動機がここなんです。


「だったら、授業前にインクの残量確認して、交換しておけばいいじゃん」


とお思いでしょうか。

それが、そううまくも行かないんですよ。

授業終了後のちょうどいいタイミングでインクが切れているならそれでいいでしょう。

(実際一度チェックして、インク切れている場合は事前に交換しています)


しかし「インク切れとはいかないまでも、インク残量が心もとない状態」ってあるじゃないですか。

なにせ「直液式」のカートリッジなもので、中途半端な状態で交換するわけにはいかないんです。

その微妙に残った液はどうするんですか。液は。


つまり、「あぁーこれは授業中にインク切れるな」とわかっていても、そのまま使わざるをえない。

そもそも、わたしは板書量がかなり多いタイプの講師ですからね。

新品の状態からスタートしても黒マーカーだったら授業中に1回は交換しないとならんのです。


それと、地味な欠点ではありますが


マーカーの形状がストレートでないので、ホワイトボード用コンパスにうまくハマらない


という弱点もあります。

コンパスって、数学で円を描くアレですよ。

ホワイトボード用のコンパスって、マーカーをばねのようなもので固定して描くんですけど、マーカーの筒がまっすぐじゃないとうまく固定されずにグラつくんですよ。

グラついたら当然きれいに円が描けないわけです。

まぁそんなに頻繁に使うわけじゃないですけどね。数学専門の先生だったら結構気になるポイントなのではないでしょうか。


……ということで、何かボードマスターを上回る、書き味と消えが一定レベル以上で、カートリッジ交換方式ではない、使い捨てタイプで、しかも安価なマーカーはないものかと探求の旅に出かけたのです。(つづく)

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